中国メディアの環球網は22日、韓国海洋警察庁が違法操業を理由に中国漁船2隻を拿捕したと伝えた。

記事は、韓国メディアの報道を引用。それによると、韓国海洋警察庁は19日から21日にかけて、大型艦艇4隻と航空機2機を動員し、韓国の排他的経済水域（EEZ）で違法操業していた外国漁船の特別取り締まりを実施。漁獲量の過少記載や操業日誌の不備の疑いで中国漁船2隻を拿捕し、保証金7000万ウォン（約725万円）を徴収した。違反が軽微だった7隻に対しては警告を発し、法に基づいて操業するよう指導した。

環球網は中韓の漁業をめぐる問題について、外交部の華春瑩（ホア・チュンイン）報道官が過去に「中国はこれまで漁業に関する管理業務を非常に重視し、効果的な措置を積極的に講じて、関連海域の漁業秩序を維持してきた。韓国側が問題を適切に処理し、中国漁民の安全と合法的権利を確実に保障するとともに、中国側と意思疎通を強化して漁業秩序を共同で守ることを規模する」と述べていたことを伝えた。

韓国側の中国漁船拿捕について中国のネットユーザーからは「はっきり言って韓国人は卑しい」「中国の漁民が台湾ならまだしも韓国にいじめられるとは」「中国海警局が彼らを救出せよ」と反発する声がある一方、「事実に基づいて話をしよう。（他の海域に）出て行ってわれわれに恥をかかせる（中国の漁民）のも1人や2人じゃない」「韓国に拿捕されるなんて恥ずかしい」「中国が他国の船を拿捕したというニュースを聞かないのはなぜ？」といった声も出ている。（翻訳・編集/北田）