新型コロナウイルスへの感染をめぐり、中国の複数の地域で「無症状や軽症なら出社してよい」と発表されたとの報道が、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で関心を集めた。

中国メディア・中国新聞週刊は20日、浙江省、重慶市、安徽省で最近、「防護措置を講じた無症状、軽症者は正常に出社できる」との発表があったと投稿。また、一部の病院は無症状の医療従事者に持ち場を守るよう呼び掛けたとも伝えた。

中国新聞週刊は抗原検査キットの入手難が起きているとし、「PCR検査場が各地で次々と消えた影響で、抗原検査は住民が自身の感染を判断する上で重要な手段になっている」と指摘。「陽性なら休みを申請する」「陰性になったら職場に戻る」といった労働者の事情が検査キットの需要激増の主な原因の一つだとし、打ち出された新たな措置がこうした状況を変えるかもしれないとも言及した。

この投稿に、ネットユーザーからは「何と言ったらいいのか分からない」「軽症ってどこまでを言うの？」「やはり熱があれば出社してはいけないと思う」などの声が上がっている。（翻訳・編集/野谷）