中国人元留学生、ノーベル賞受賞者をセクハラで告発―中国メディア

Record China    2022年12月20日(火) 17時0分

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19日、極目新聞は、今年のノーベル経済学賞受賞者の1人であるフィリップ・ディビッグ氏が中国人留学生からセクハラの告発を受けたと報じた。写真はセントルイス・ワシントン大学

2022年12月19日、中国メディアの極目新聞は、今年のノーベル経済学賞受賞者の1人であるフィリップ・ディビッグ氏が中国人留学生からセクハラの告発を受けたと報じた。

記事によると、2012年にディビッグ氏が教授を務めるセントルイス・ワシントン大学オーリン・ビジネス・スクールを卒業し、現在は米国内の科学技術企業で働いているという元中国人留学生のカレン・シアンさんが「2011年に最初の新入生イベントで初めてディビッグ氏と会った際、膝の上に乗せられて記念撮影させられた」と主張している。ディビッグ氏は中国語が堪能で中国人女性と会話ができたという。

シアンさんによると、ディビッグ氏はその後、シアンさんにメールを送り始め、中国語で「甜妹子」(スイートガール)と呼ぶようになったほか、シアンさんを研究室に呼び出してチョコレートを渡すと部屋のドアを閉め、シアンさんをソファーに呼び込んだ上でその手を触り「君はとても美しい。君が好きだ」と言い寄ったという。

一方、ディビッグ氏の弁護士はシアンさんの主張に対し「記念写真はシアンさんが自らディビッグ氏の膝に乗って撮ったもの。『甜妹子』は英語で言えば”dear”のような意味であり、非常に親密なニュアンスを帯びてはいない。ディビッグ氏は長年中国で生活していたため、中国語の細かいニュアンスの違いにも非常に精通している」と反論するとともに、ディビッグ氏が「いかなる学生にも愛撫(あいぶ)や不適切な接触を行ったこと一度もない」と断固否定していることを明かした。

これに対し、シアンさんは「初めて米国にやってきた留学生が、出会ったばかりの外国人教授の膝上に乗るなどあり得ない。それが公の場ならなおさらだ」と再反論し、10年以上もの間沈黙してきたことについて「当時、告発しようと思いはしたが、自分はまだ若い中国人留学生で、相手は偉い終身教授であるため、取り合ってもらえないと思った」と語り、ディビッグ氏がノーベル経済学賞を受賞したことを知って「これは話をする必要がある」と思い、今年の10月12日に偽名を使って初めてネット上で告発を行ったとした。

記事は、ディビッグ氏が学術休暇を取得中で、メディアからの電話やメールによる問い合わせに一切応じていないと説明。弁護士がディビッグ氏を擁護するとともに「このような告発は、職業上のジェラシーによるものではないかと懸念している」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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