中国の歌手が「わざとコロナにかかった」ことを公表、批判受け謝罪―中国メディア

Record China    2022年12月19日(月) 21時0分

拡大

17日、観察者網は、中国の歌手が「わざと新型コロナにかかった」ことを公表して物議を醸したと報じた。

2022年12月17日、中国メディアの観察者網は、中国の歌手が「わざと新型コロナにかかった」ことを公表して物議を醸したと報じた。

記事は、中国で著名人がSNS上にて新型コロナ感染の経験をシェアし、感染防止を呼び掛けるケースがますます増えている中で、16日には女性歌手のジェーン・チャン(張靚穎)さんが微博で新型コロナ感染の経験談を書き込み、「年末年始のスケジュールを鑑み、自ら進んで陽性の感染者と接触して『事前感染』した」ことを告白したと伝えた。

そして、感染後に発熱、喉の痛み、全身の痛みといった症状が出たものの「一晩寝たら症状は全て消えた」とし、薬を飲まなかったこと、感染期間中は水とビタミンCを補給するのみで、ダンベルを使ったエクササイズを行うなどして過ごした結果「痩せて肌の調子も良くなった」と述べたことを紹介している。

その上で、チャンさんの書き込みがネット上で大きな議論を呼び、多くの人が「個人的な理由で進んで感染するというのは個人の自由であり、それはいいとしても、科学の常識に背くような感染経験をSNS上で拡散するべきではない」「著名人は自らの言動に注意しなければいけない。特に感染状況が厳しい今の時期などは、ミスリードを起こしやすいのだから」「すべての人が軽症で終わるわけではないし、恵まれた条件で生活しているわけではない」といった批判コメントを残したと伝えた。

記事は、ネット上での議論についてチャンさんが「みんな深く考えすぎ。家にいる時の感染は許されるべきだし、水を飲んで肌のケアをして寝て体をスリムにするというのは常識でしょう」と反論するも、その後書き込みを削除するとともに「配慮に欠けていた。申し訳ない。今国が最も厳しい感染状況に直面している時に、やはりすべきは感染予防であり、医療の逼迫を防ぐためにできる限り感染を遅らせること。私の話でミスリードが生じたならば、心からおわびする」との謝罪メッセージを残したとしている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携