韓国メディアに掲載された日韓関係に関するコラムが、中国のネット上でも話題になっている。

韓国紙・中央日報は16日、「日本の記者、中国の記者との対話」と題するコラムを掲載。コラムでは日韓の歴史をめぐる政治的な確執に触れる一方、「今日本は韓国に近寄ろうとする。ほぼすべての日本人が韓流を楽しみ、若年層は韓国に憧れる」などと記している。

この一文が中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で紹介されると、中国のネットユーザーからは「韓国人は本当に自信家だな」「井の中の蛙」「また（日韓の）けんかが始まるぞ」といった声や、「これはまた低姿勢だな。『宇宙のすべてが韓国に憧れる』じゃないのか」と皮肉る声が上がった。

一方で、「まあ、確かに韓流は日本で人気だよね」「これは確かにね。特に日本の若い女性はほぼみんな韓国好きでしょ」「基本的には事実だろう。（日本の）韓流人気は高い。『愛の不時着』は日本で大ヒットしたようだし。私はイマイチだと思ったけど」という声や、「中国もそう。韓流が流行ってる」「中国にも韓流ファンが少なくない。韓国は微博を使ってうまく宣伝している」などの声も。

このほか、「韓国の文化産業は確かにうまいことやってる。周到で洗脳的だ。だが、文化と産業は分ける必要がある。実際の（韓国の）文化を体験したら多くの場合幻滅する」「でも実は韓国人の方が日本好き」といった意見や、「今台湾は日本に近寄ろうとする。ほぼすべての台湾人が日本好きで、若年層は日本に憧れる」と台湾の親日ぶりを表現するコメントも書き込まれた。

なお、中央日報に掲載されたコラムは「半導体などで米国から規制を受ける中国も韓国を重視している」「韓国はもはや過去の弱小国ではない」とし、韓国の地位が高まっているとの見方を示している。（翻訳・編集/北田）