2022年12月15日、韓国・ニューシスは「サッカー韓国代表選手らが相次いで日本サッカーを称賛している」とし、「カタール・ワールドカップ（W杯）では共に16強での脱落となったが、選手らは日本との実力差を認めている」と伝えた。

記事によると、韓国代表の守備の要であるキム・ミンジェは15日、イタリアに向けて出発する際に空港で取材に応じ、代表選手に欧州組の多い日本が「うらやましい」と発言した。

今大会に出場した日本代表26人のうち欧州組は19人。一方、韓国代表の欧州組は8人だった。

キムはKリーグのチームが選手らの欧州進出を妨げていると指摘した。欧州のチームから選手移籍の提案があっても、Kリーグのチームが高い移籍料を要求し、それが弊害になっていると批判したという。

MFファン・インボムも日本サッカーを高く評価した。今大会決勝トーナメント1回戦のブラジル戦後のインタビューでは、欧州リーグに日本の選手が多数進出している点を指摘しつつ「日本に比べて韓国はサッカーの環境が悪い」「韓国サッカーは変わらなければならない」と述べたという。

記事は「実際に韓国選手には、欧州進出を難しくする要素が日本よりも多い」とし、「兵役の履行、Jリーグに比べて高い移籍料などが弊害となっている」「Jリーグに比べてお金を稼げないKリーグのチームは、選手を移籍させる際に移籍料をより多く取り、チームの運営に使おうとする。そのため欧州のチームは移籍料が比較的安い日本選手のほうへ行かざるを得ない」などと説明している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「Kリーグも相対的に安く選手を送っているけど？」「今以上に安く、ということはほぼタダになる」「最近は日本選手の移籍料もそんなに安くない。韓国のたくさんの選手によりレベルの高いチームでプレーしてほしいと願っているけど、単純にKリーグのせい、兵役のせいだと判断するのはあまりに表面的」「Kリーグや選手に問題はない。ただ、日本は企業がこぞってスポンサーになりたがるからだ」「そもそも本当に欧州のチームからオファーが来ているのかな？欧州のスカウトマンはKリーグ自体に関心がないように見える」などの声が寄せられている。（翻訳・編集/堂本）