中国内外のブランドが狙いを定める中国Z世代の消費トレンド―中国メディア

人民網日本語版    
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Z世代をはじめとする中国の若い消費層が今、大手ブランドが呼び込もうと争うターゲットになり、中国内外のブランドの「トレンドを追いかける動き」を後押ししてもいる。

マカロンのようなかわいい色のドライヤー、ひげを感知するスマートセンサーを搭載したひげそり、調理中の様子が見える窓の付いたノンフライヤー……パナソニックのECプラットフォームのトップページを開くと、「ダブル12(12月12日のネット通販セールイベント)」のセール期間には、ファッショナブルな外観で、スマートさと使いやすさを備えた一連の小型家電製品が次々に登場する。1万台を超えるこうした製品の売り上げの背後には、ファストファッション的な家電を好む若者の姿が映し出される。中国新聞社が伝えた。

Z世代をはじめとする中国の若い消費層が今、大手ブランドが呼び込もうと争うターゲットになり、中国内外のブランドの「トレンドを追いかける動き」を後押ししてもいる。

パナソニック(中国)有限公司家電集団の談躍文最高情報責任者(CIO)は、「当社はここ数年、若年化路線への転換を進め、製品と外観をZ世代の消費者の好みに合わせてきた。小型家電製品の中国市場での位置づけが徐々に日用消費財ヘと変わっている。ブランドと機能以外に、製品の外観もとりわけ重視されるようになった」と述べた。

今年の「ダブル12」セール中、淘宝(タオバオ)は若者を対象に深いインサイトを行い、趣味消費12大トレンドランキングを発表した。そのうち「『顔面偏差値』の高い小型家電」のトレンドは、自分にふさわしいこじんまりした生活空間を作り上げようとする若者の熱意を表わしている。

ぜいたく品とファッションの分野では、多くの世界的に有名なぜいたく品・ファッションブランドが新たなスタイルでZ世代の注目を集めようとしている。例えば、ジュエリーブランドのカルティエは故宮と組んで特別展を開催し、エスティローダーはスマートフォンゲームとのコラボレーションを展開するなどだ。

中国の従来型の老舗企業も観念を変えつつある。浙江省杭州市の老舗シルク製品メーカーの万事利は自身を文化クリエーティブ産業と位置づけ、今年はデジタルコレクションの概念と結びつけて、Z世代の消費層を引き寄せようとしている。

万事利シルクブランドセンターの楼玉峰サブディレクターは、「万事利は『西湖一号Silk DAO』デジタルコレクションプラットフォームを特別に構築して、AIによるデザインとデジタルコレクションを結びつけ、多様化したデジタルコレクション消費の新たなシーンを模索している。ユーザーは実物のオーダーができるデジタルコレクションを購入して、『実物オーダー』機能にアクセスすれば、ボタンを1つ押すだけでデジタルコレクションを実物のシルク製品にオーダーすることができる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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