日本は外国人観光客5000万人を目指しているのに…22年連続赤字の韓国観光業に専門家から懸念の声

Record Korea    2022年12月14日(水) 9時0分

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12日、韓国・毎日経済は「日本が外国人観光客5000万人を目標としている一方で、韓国は22年連続の旅行赤字に苦しんでいる」と伝えた。写真はソウル・明洞。

2022年12月12日、韓国・毎日経済は「日本が外国人観光客5000万人を目標としている一方で、韓国は22年連続の旅行赤字に苦しんでいる」と伝えた。

記事は、韓国政府が最近観光振興対策を打ち出した理由について「慢性的な旅行収支赤字、経常収支まで揺らぐ現象が固着化していると判断したため」と説明している。また「コロナ禍後に各国政府が海外からの観光客誘致に積極的に乗り出す中、韓国だけが遅れを取るかもしれない」との懸念も影響しているという。

韓国の旅行収支は2000年以降今年まで22年連続赤字となっている。今年1~10月の旅行収支赤字累積額は63億900万ドル(約8688億円)だった。特に今年は1997年以降初めて9カ月連続の貿易収支赤字が予想され、経常収支の黒字幅まで縮小する可能性があり、旅行収支の赤字は大きな痛手となっているという。

専門家からは、コロナ禍後の観光覇権争いで遅れをとった韓国観光の没落を懸念する声まで上がっている。「観光コントロールタワーの不在‐観光戦略の不在」の悪循環が続くという指摘も相次いでいる。

一方、日本の状況について記事は「2010年代中盤にすでに観光客3000万人、観光収入300億ドルの目標を達成し、韓国との差を拡大させている」と指摘し、「最近はカジノやノービザ政策まで打ち出し、外国人観光客をかき集めている。全閣僚が参加する『観光立国推進閣僚会議』では訪日観光客数の目標を5000万人にまで増やしたが、これは韓国の27年の目標値(3000万人)の1.7倍だ。日本はコロナ禍前の17年末、韓国の観光収入目標である300億ドルの大台を超えた」などと説明している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「来てくれるお客さんはいないのに、国民は海外旅行に行ってお金をばんばん使っているから旅行収支赤字は当然」「ぼったくられるのに特色のない国。僕でも行きたいと思わない」「韓国は地域ごとの色がなく、どこへ行っても同じ」「韓国のコンテンツは面白いけど、実際に来ても見るものがない」「釜山が良い例。BTSのコンサートのときにぼったくり価格で批判されたのに、数日後の花火大会でもまたぼったくりが問題になった」「先週日本に行ってきたけど本当に良かったよ。韓国人も大勢いた。みんな日本旅行を待ち望んでいたんだ」「なぜいつも日本と比較するのか。観光に関しては比較対象ではない」など、韓国の観光業への厳しい声が多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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