妊婦優先席に座ると「席を空けて」と警告音、韓国の地下鉄の試みに「配慮を強制するな」の声も

Record Korea    2022年12月10日(土) 22時0分

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9日、韓国・MBNによると、韓国・光州地下鉄の妊婦優先席にセンサーが設置され、ネット上で物議を醸している。写真は妊婦優先席。

2022年12月9日、韓国・MBNによると、韓国・光州地下鉄の妊婦優先席にセンサーが設置され、ネット上で物議を醸している。

光州広域市都市鉄道公社は1編成に2個ずつ計4個の赤外線センサーを妊婦優先席の上に設置した。光州地下鉄は4両で編成され、妊婦優先席は8席ある。そのうち2席に試験的に設置したという。

センサーが乗客を感知すると「妊婦優先席に座りました。妊婦でない場合は妊婦のために席を空けるようお願いいたします」と案内放送が流れる。公社関係者は「職員が妊婦への配慮方法を考えた結果、試験的に運用することになった」とし、「市民らの反応を見て正式に導入するかどうかを決定する」と話したという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「配慮は強制じゃない」「その放送のせいで妊婦も座りにくくなる」「妊婦がいないときに座ることも許されないの?」「国民を幼稚園生と考えているのか?あまりに幼稚な発想」「そこまでする必要はない。妊婦優先席にはお年寄りや体調の悪い人、疲れている人が座ってもいい」など疑問を示す声が上がっている。

一方で「思いやりのない人が多いから、そうしてでも席を空けさせるべき」「妊婦になって分かった。妊婦優先席は空いていないと座れない。前に立っても誰も譲ってくれない。最近はみんなスマホに夢中で周りを見ていないから」「良いアイデア。席を譲る人がそれだけ少ないということを反省するべき」など肯定的な反応も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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