台湾メディアの三立新聞網は9日、「台湾はなぜ日本の都市の景観や交通を受け継がなかったのか」について、ネット上では主に2つの見方が出ていると伝えた。

記事によると、米CNNはこのほど、台湾の交通の問題に言及し「観光には不利」と指摘した。これを受け、台湾のネット掲示板PTTであるユーザーは「台湾の交通は非常に良くなく、道路を歩けば歩行者より車優先、街の景観もひどいものでどこもブリキの違法建築。美的素養が全くない」と断じ、「日本は今や観光大国だが、台湾は日本に50年間も統治されていたのに、なぜ日本の都市の景観や交通が“遺伝”しなかったのか」と疑問を投げかけた。

この投稿が注目を集めると、他のユーザーからは「敗戦後にやってきた国民党がやったのさ」「国民党政権が脱日本化を進めたのも原因の一つ」「第2次世界大戦と国民党が来たこと」「国民党が200万余りの人々を連れて押しかけてきたんだ」「日本統治時代と現在を比べてみるといい」「日本が建てた建物はほとんどが壊されたから」といった声が上がったという。

一方で、「以前は国民党のせいだとも思ったけど、やっぱり台湾人の性質のせいじゃないかと思い始めた」「人々のモラルの問題だよ」「台湾人が日本人と同じような民族性を持っていると思う？」「台湾人のレベルが低いから。交通を見ればわかるじゃないか。逆走してるのにわがもの顔なんだぜ？」「状況はひどいのに改めようともしないからね」など、台湾人のモラルに問題があると指摘する声も少なくなかったと、記事は伝えている。（翻訳・編集/北田）