世界初、稲の種から種の全ライフサイクル宇宙培養実験―中国

人民網日本語版    
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中国は世界で初めて稲の「種から種」の全ライフサイクル宇宙培養実験を行った。

中国科学院分子植物科学卓越革新センターによると、「神舟14号」有人宇宙飛行任務を順調に遂行した宇宙飛行士3人が無事に帰還し、120日の全ライフサイクルを経た稲とシロイヌナズナの種も、宇宙船帰還モジュールと共に宇宙から帰還した。中国は世界で初めて稲の「種から種」の全ライフサイクル宇宙培養実験を行った。新華網が伝えた。

同センターの鄭慧瓊(ジョン・フイチオン)研究員は「世界で初めて稲の種から種の全ライフサイクル宇宙培養実験を行った。同時に開花は種ができるための前提で、モデル植物のシロイヌナズナを利用し、宇宙の微小重力の植物開花への影響を体系的に研究した」と述べた。

鄭氏の説明によると、7月29日に栄養液を注入し実験が始まり、11月25日に実験が終了した。「微小重力条件下の高等植物の開花調節の分子メカニズム」プロジェクトは、軌道上で120日にわたる実験を行った。シロイヌナズナと稲の種の発芽から、苗の成長、開花、種への全ライフサイクルの培養実験が行われた。

宇宙飛行士は軌道上で3回のサンプル採取を行った。中には、9月21日の穂ばらみ期稲のサンプル採取、10月12日のシロイヌナズナ開花期のサンプル採取、11月25日の稲・シロイヌナズナ種成熟期のサンプル採取が含まれる。採取後、開花もしくは穂ばらみサンプルはマイナス80℃の低温保管ケース内で、種成熟期サンプルは4℃の低温保管ケース内で保存された。これらのサンプルは今月4日、神舟14号と共に地上に帰還した。計画によると、サンプルは北京市で引き継がれた後、上海の実験室に移送され、さらに検査・分析を行う。(提供/人民網日本語版・編集/YF)




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