広東省第13期人民代表大会常務委員会第47回会議が28日、広州市で開かれた。広東省人民政府は同省の製造業デジタルトランスフォーメーション（DX）による産業チェーン・サプライチェーンの近代化水準向上の推進状況に関する報告を行った。その中で、「広東省は5Gネットワーク、データセンター、インダストリアルインターネットなどの新型情報インフラの建設を力強く推進し、DXの基礎を固めており、5G基地局を累計21万カ所超完成させ中国一になっている」と発表した。中国新聞網が伝えた。

同報告によると、広東省は産業クラスターDXプロジェクトを実施し、産業チェーン・サプライチェーンの近代化水準を高めた。戦略的産業クラスターをめぐり、大量のデータと豊富な応用シーンの優位性を十分に発揮し、高水準DXで戦略的支柱産業クラスターを育成している。今年上半期の付加価値額は前年同期比5．0％増の2兆1305億9000万元（約40兆4812億円）を実現した。

また、広東省はリーディングカンパニーが業界の典型的な応用シーンをめぐりデジタル化集積の応用イノベーションを行い、300以上の製造業デジタル化モデルを建設し、牽引的役割を十分に発揮している。インダストリアルインターネットプラットフォーマーが低価格で高品質のDXサービス製品を提供することを支援し、中小企業65万社のクラウド活用によるコスト削減・質向上・効果拡大を牽引している。

同報告によると、広東省はスマートハードウェアと設備を発展させ、広東省の半導体産業を強くするプロジェクトを実施し、企業が重要中核技術の研究開発を加速することを支援している。スマートロボット産業クラスター行動計画を実施し、省級ロボット中堅企業を86社育成している。中国全土で初めて製造業DX産業エコシステム供給資源プールを作り出し、543社の優秀DXサービスプロバイダーを集め、良好なDX供給エコシステムを構築している。（提供/人民網日本語版・編集/YF）