「涙なしには読めない」と感動の声―第5回「忘れられない中国滞在エピソード」コンクール表彰式

日本僑報社    2022年11月29日(火) 21時30分

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26日午後、日本僑報社主催、駐日中国大使館、読売新聞社、日中友好7団体、中国日本商会など後援の第5回「忘れられない中国滞在エピソード」コンクールの表彰式がオンラインで開催された。

11月26日午後、日本僑報社主催、駐日中国大使館、読売新聞社、日中友好7団体、中国日本商会など後援の第5回「忘れられない中国滞在エピソード」コンクールの表彰式がオンラインで開催された。

表彰式に先立つ17日、中国大使館で孔鉉佑大使が中国大使賞の中ノ瀬幸さんら受賞者代表と会見し、孔大使から受賞者に賞状が授与された。この会見は17日に中国大使館HPにて記事が掲載された他、翌日には読売新聞および人民日報、19日には新華社でも報道された。

表彰式当日は、まず17日の会見で孔大使が中ノ瀬さんに賞状を授与する様子をビデオにて公開。続いて中国大使館を代表し、張沛霖公使参事官が孔鉉佑大使からのお祝い文を代読し、張参事官自身からも温かいメッセージをいただいた。今年、日中国交正常化50周年を迎えたことを祝し、日中両国の民間交流と各界の協力によって、日中関係の「次の50年」におけるさらに交流が進展することに期待が寄せられた。

続いて、後援団体を代表し、読売新聞東京本社編集局国際部次長の柳沢亨之氏、元重慶総領事で(一社)日中協会理事長の瀬野清水氏から挨拶をいただいた。

柳沢氏は自身が携わる国際ニュース分野で近年中国関連のニュースが増えてきていると述べ、コンクール受賞作品から大きな感動を受け、「涙なしには読めない作品も多かった」とコメント。日中両国民の交流から生まれる人と人との絆を正しく伝えていくことの大切さを語った。

瀬野氏は「賞にかかわらず、この受賞作品集はどこから読んでも感動する」とコメント。これまでのご自身のコンクール参加経験を振り返り、今回参加できなかった方や世界の人々に向けて次回コンクールへの参加を呼びかけた。また、近年の不安定な日中関係に対し、「国の交わりは民の親しみにあり」という言葉を引用し、中国への理解が深まることへの期待を込めて、本コンクールの受賞者へエールを送った。

続く受賞者挨拶では、最優秀賞・中国大使賞を受賞した中ノ瀬さんをはじめ、一等賞の横山明子さん、川村範行さん、杉山早紀さん、木村吉貴さん、二等賞代表の大橋遼太郎さん、三等賞代表の若狭谷理紗さんの7名が挨拶の言葉を述べた。

中ノ瀬さんは日中両国が50年後も素敵な関係を築いてほしいと述べ、そのためには両国の人々が互いの国を訪れることが大切だと語った。そして、今回のコンクール受賞作品集について、「多くの方々に手に取っていただき、作品集に込められた一人ひとりの経験と思いを多くの方々に感じていただきたい」と述べた。

特別賞を受賞した俳優の矢野浩二氏を筆頭に、二等賞・三等賞受賞者から寄せられたたくさんの動画と文章のメッセージを公開。矢野氏は俳優として二十年以上にわたって中国で活躍しており、中国での生活や仕事などのたくさんの体験が「宝物」であり、コンクールと受賞作品集を通してそうした体験を分かち合えることに感謝のメッセージを述べた。

最後に、「中友会(中国滞在エピソード友の会)」でアドバイザーを務める武田勝年元三菱商事常務執行役員・中国総代表、元日中友好会館理事長から閉会の言葉。武田氏はコンクール受賞者に、「いい経験をされている」「中国とのお付き合いを大事にされていると感じ、大変うれしく思いました」と感動のコメントを寄せ、日中国交正常化から50周年を迎えた両国が、「次の50年」に向けて良好な関係を築くため、民間の友好交流への期待を込めつつ表彰式を締めくくった。

来年2023年は日中平和友好条約締結から45周年を迎える。来年開催される第6回「忘れられない中国滞在エピソード」では、この節目の年を祝し、受賞作品集を日中平和友好条約45周年記念出版として刊行する予定だ。





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