成都市の「ストリートワークアウト」グループの平均年齢はなんと60歳以上―中国

人民網日本語版    2022年11月29日(火) 20時30分

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四川省成都市の街中のある公園に設置されている無料で使用できる運動器具を使って、多くの人が難度の高いポーズを次々に決めていた。

四川省成都市の街中のある公園に設置されている無料で使用できる運動器具を使って、多くの人が難度の高いポーズを次々に決めていた。これらのトレーニングの達人の筋肉がついた体つきやしっかりとした歩き方を見ると、彼らの平均年齢が60歳以上であるとは想像もつかないだろう。しかも最高齢者はなんと90歳で、「ストリートワークアウト高齢者」と呼ばれている。これらの高齢者は「ストリートワークアウト」がきっかけで知り合い、一緒にトレーニングをしたり、トレーニングの方法をシェアしあうことを日課としている。中国新聞網が伝えた。

成都市錦江区通宝街は、「ストリートワークアウト」を楽しむ人たちの熱気が特に漂っている。葉沢良さん(66)は子供の頃からこの公園の近くで育ち、トレーニングや水泳、サイクリングなどをこよなく愛している。そして、「ストリートワークアウト」をいつも楽しんでいる葉さんは、みんなで一緒にトレーニングすることを思いついたという。

「以前は、それぞれ自分でトレーニングしていた。でも、みんなで一緒に集まって、いろいろとアドバイスをし合いながら、一緒にレベルアップしようということになった。これまではそれぞれでトレーニングをしていた人が集まって、今の『ストリートワークアウトシルバーグループ』になった。メンバーには、トレーニングをして40年以上というベテランもいれば、始めたばかりの初心者もいる。いろんな所から来ているものの、強い体を作るという同じ目標がある」と葉さん。

傅光平さん(73)は、「ストリートワークアウトシルバーグループ」のメンバーになって4~5年といい、「みんなと一緒にトレーニングするようになったのは、強い体を作るため。その目標は達成されつつある。毎日元気いっぱいだし、気持ちもポジティブになった。以前一人でトレーニングしていた時は、とても孤独で、テンションが上がらなかった。今はみんなで一緒にしているので、雰囲気もとてもよく、テンションが一気に上がる。みんな年齢に関係なく、上手な人から学び、互いに勉強し、交流して、レベルアップしている」と話す。

鄭倫発さん(90)は、5~6キロ離れた自宅からシェア自転車をこいで公園にやって来て、みんなと一緒にトレーニングをしており、「トレーニングの効果というのは、長年コツコツとしてやっと出るもので、一朝一夕のことではない」と話す。そんな鄭さんがトレーニングにやって来ると、秘訣を教えてほしいと多くの人に聞かれるという。90歳の鄭さんは今でも、逆立ちもお手の物で、頭の回転も速い。

葉さんは、「高齢者だからといって、運動できないわけではない。適度の運動をすると、器官や筋肉の衰えを遅くすることができる。メンバーの多くがトレーニングをして体が強くなり、あまり病気にならなくなった。国民健康づくり計画が提唱される今、もっとたくさんの人にトレーニングの輪に加わってほしい」と話す。(提供/人民網日本語版・編集/KN)





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