「グリーンなW杯」に貢献する中国の太陽光発電技術―中国メディア

人民網日本語版    2022年11月23日(水) 7時30分

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カタールW杯で、サッカーコートを照らすライトの光に「中国的要素」が含まれることをご存知だろうか。

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FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022が開幕し、全世界のファンの情熱が再びわき上がっている。そのW杯で、サッカーコートを照らすライトの光に「中国的要素」が含まれることをご存知だろうか。科技日報が伝えた。

中国電力建設集団(中国電建)によると、カタールW杯が開幕する1カ月前に、中国電建が建設を請け負うアル・カルサ800MW太陽光発電所が順調に動き出し、フル稼働で発電開始し、カタールW杯に力強いグリーンエネルギーを提供している。

世界レベルの大会としてのカタールW杯は、電力供給も「世界レベル」だ。中国電建貴州工程のプロジェクト現場責任者、韋玉金(ウェイ・ユージンン)氏は「同発電所の面積はサッカーコート1400面分に相当し、単体としては世界で3番目に大きい太陽光発電所であり、世界最大の追跡システムと両面モジュールを導入した太陽光発電所でもある」と説明した。

韋氏によると、同発電所はカタール史上最大の非化石再生可能エネルギー発電所で、カタールに毎年約18億kWhのクリーン電力を提供し、約30万世帯の年間電力消費量を賄うことができ、将来的にカタールのピーク時の10%の電力需要を満たし、二酸化炭素排出量を約2600万トン削減する見込みだ。同プロジェクトはカタールの「国家ビジョン2030」の一部で、カタールの新エネ太陽光発電分野の先例を築いたと同時に、カタールの「カーボンニュートラル」というW杯開催の約束を力強く支えた。

同プロジェクト太陽光エリア800MWはすべて中国の設備を採用しており、投資総額の60%以上を占めている。それ以外にも、中国電建貴州工程は同発電所の建設においてグリーンな施工を堅持した。施工現場の灌木、トカゲ、ヘビなどの原生動植物の詳細な移動計画を立て、現地の生態環境への影響を最小限に抑えようとした一方で、施工中にエネルギー資源節約・循環利用メカニズムを構築し、ごみ分別処理を徹底し、エネルギーを高効率で利用する環境に優しい建設現場を作った。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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