人民網日本語版 2022年11月21日(月) 6時0分
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軌道上を飛行して13カ月になる中国初の太陽探査科学技術試験衛星「羲和号」から再び朗報が届いた。
軌道上を飛行して13カ月になる中国初の太陽探査科学技術試験衛星「羲和号」から再び朗報が届いた。科技日報が伝えた。
16日の中国天文学会創設100周年記念大会において、羲和号首席科学者で南京大学教授の丁明徳氏は、羲和号に2つの重要発見があったことを明らかにした。重要発見とは太陽の光球と彩球の差動回転の同時観測と、珍しいX1.0クラスの太陽フレアの捕捉だ。
差動回転とは、天体が自転する際に位置によって角速度が異なる現象のこと。差動回転は大多数の非固体天体に存在し、太陽もその一つとなる。
丁氏は、「つまり太陽の緯度によって自転の速度が異なるということだ。赤道の回転速度が最も速く、両極が最も遅い」と説明した。世界の学術界ではこれまで、多くの学者がさまざまな観測方法と研究方法を用い、太陽の光球と彩球の角速度に差があることを発見していたが、どのような法則があるかについては明らかにされていなかった。「羲和号」は初めて宇宙で複数本のフラウンホーファー線を使い、太陽大気の自転速度が光球から彩球に移るにつれ徐々に上がることを同時に観測した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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