中国北京市疾病予防管理センターは16日、一部感染者に人が密集する場所でマスクを正しく着用していないなどの状況があることが分かったと説明した。

同市ではこのところ新型コロナウイルスの感染増加が見られ、16日は400人以上の新規感染者が確認された。

北京日報によると、疾病予防管理センターの劉暁峰（リウ・シャオフォン）副主任は同日開かれた会見で、一部感染者に人が密集する場所でマスクを正しく着用していない、規定通りにPCR検査を受けていない、自宅隔離の求めを厳格に実行していないという状況があったことを説明し、症状が出ても社会活動に参加したと言及。その上で、人が集まる場所や公共交通機関などでの正しいマスク着用や規定に基づき検査を受けるよう呼び掛けた。

中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では、「症状が出ても社会活動に参加」というワードが注目を集め、この話題をめぐってさまざまな声が上がっている。（翻訳・編集/野谷）