MITが優勝、北京大学や東京大学も上位入賞―国際大学対抗プログラミングコンテスト

Record China    2022年11月16日(水) 14時30分

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バングラデシュの首都、ダッカで開催されていた第45回国際大学対抗プログラミングコンテストが10日に閉幕した。優勝したのは米MITで、北京大学、東京大学、韓国のソウル大学も上位入賞した。

バングラデシュの首都、ダッカにあるアジア太平洋大学を会場に開催されていた、第45回国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)ワールドファイナルが10日に閉幕した。優勝したのは米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)だった。北京大学東京大学、韓国のソウル大学も上位入賞した。

ICPC世界大会決勝は、バングラデシュ政府ICTディビジョン、アジア太平洋大学、バングラデシュ・コンピュータ評議会、華為技術(ファーウェイ)の共催により6日に始まった。同大会には70カ国から400人を超える参加者が集まり、所属大学を代表する3人がプログラミングの技を競った。各チームは複数のラウンドを競い、最終日の10日に決勝が行われた。


決勝では、MITのチームが出題された12問のうち11問に正解して優勝した。北京大学は10問に正解した。決勝に参加したチームにはそれぞれ金賞(金メダル)、銀賞(銀メダル)、銅賞(銅メダル)が授与された。MITと北京大学以外に、東京大学とソウル大学が金賞を授与された。

ICPC基金会長のウィリアム・ポーチャー博士は、ダッカでのICPCワールドファイナル決勝に進んだ学生は、ICPCでこれまで競い合った中でも最高の成績を残したとして、「この大会の人材は非常に優秀でした」と述べた。


また、ファーウェイが後援するダッカICPCチャレンジが副次イベントとして8日に開催され、各チームがタスクスケジューリングとデータ代入の問題に取り組んだ。

ファーウェイは最新鋭テクノロジーの課題に取り組むためのプラットフォームの創設という国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)の理念に共鳴し、第45回ICPCワールドファイナルのダイヤモンドスポンサーを務めた。

ファーウェイ・コーポレート・コミュニケーション部関係者は「ファーウェイは、世界におけるデジタルインフラの供給者として、最上級の包括的テクノロジーを提供している。変化の速い世界で何かを成し遂げようと動き出すために、若き人材が必要なスキルセットとマインドセットにアクセスできる環境を整えるのが弊社のミッションである。若い人材に優れた(科学、技術、工学、数学の分野を統合的に学び、将来、科学技術の発展に寄与できる人材を育てることを目的とした)STEM教育の機会を提供し、彼らが夢をかなえて、世界に貢献することを支援したいと考えている」と説明。さらに「弊社は、若き世代こそが未来そのものであると確信している。ICPCは、こうした素晴らしいコミュニティーとプラットフォームを、若き世代と問題解決能力を持つ優れた人材に提供する場である。これこそが、弊社がICPCに密に取り組んでいる理由であり、第45回ICPCワールドファイナル・ダッカの運営を担えて光栄である」と述べた。


ICPCは、学生らがアルゴリズムプログラミングを競う世界で最も歴史が長く権威のあるプログラミングコンテストの一つとして知られる。参加チームは現実世界の課題の解決に取り組み、協調性、創造性、イノベーション能力を発揮し、さらにプレッシャーに耐えて成果を上げる能力を向上させる。トレーニングと大会での競い合いを通じて各チームは互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、それぞれの可能性を向上させる。

今年のICPCワールドファイナルに関係した人数は1200人に達した。同イベントは、バングラデシュ独立50周年祝賀活動の一つとしても位置づけられた。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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