世界の総人口が80億人に、今後も増え続ける?―中国メディア

人民網日本語版    
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世界の総人口が推計で80億人に達した。写真はインド。

国連の2022年版「世界人口推計」によると、世界の総人口が15日に推計で80億人に達した。同報告からさらにどのような情報を得ることができるのだろうか?中国新聞網が伝えた。

——70億人から80億人の大台に達するまでにかかった時間は?

11年。国連人口基金(UNFPA)の統計によると、世界の総人口は2011年10月31日に70億人に達した。つまり、それから80億人になるのにかかった時間は11年と半月ということになる。

——世界の総人口のピークは?

約104億人。国連の最新の推計によると、2080年代にはピークの約104億人に到達し、その水準が2100年まで続くと予想されている。

——現在、人口が最も多い地域は?

アジア。今年、人口が最も多い2つの地域はいずれもアジアにある。そのうち、東アジア・東南アジアの人口が23億人(世界人口に占める割合は29%)、中央アジア・南アジアが21億人(世界人口に占める割合は26%)となっている。

——インドの人口は中国を超える?

まもなく超える。早ければ2023年に、インドは世界最多の人口大国になり、2050年には約16億7000万人に達すると予想されている。

——人口増加幅が大きい国は?

国連の推計によると、2050年までの世界の人口増加の半分以上がコンゴ(旧ザイール)、エジプト、エチオピア、インド、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、タンザニアの8カ国に集中する見通しだ。

——人口は今後も増加し続ける?

増加するものの、増加ペースは鈍化している。世界の総人口の増加率は1962年から1965年の間に年間2.1%に達した後、急激に鈍化し、2020年には1%未満にまで低下した。2050年には、約0.5%にまで低下すると予想されている。

また2021年、全世界の出生率は2.3となった。これは女性1人当たりの平均出生数が2.3人ということになる。1950年の出生率は5だった。2050年には2.1にまで低下すると予想されている。

——世界の人々の寿命は?

世界の平均寿命は引き続き延びている。2019年の平均寿命は72.8歳で、1990年と比べて9歳延びた。2050年には、77.2歳にまで延びると予想されている。

ただ、平均寿命が延び続けると同時に出生率が低下するため、人口の高齢化が深刻化しそうだ。今年の65歳以上人口が総人口に占める割合は10%で、2050年には16%にまで上昇すると予想されている。

——国連の見方は?

アントニオ・グテーレス国連事務総長の最近の寄稿は、「人類という大家族は日に日に大きくなっているが、不平等を含む問題も日に日に深刻化している。これらの問題を解決できなければ、世界には緊張や不信頼、危機、衝突があふれることになるだろう」としている。

また、グテーレス国連事務総長は寄稿の中で、モハンダス・ガンジーの「地球にはすべての人の必要を満たすのに十分な資源がある。 ただ、すべての人の欲を満たすほどではない」という言葉を引用している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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