韓国からカタールに送られた大量のキムチに中国ネットが不満、韓国人教授は「もはや気の毒」と一蹴

Record Korea    2022年11月15日(火) 5時0分

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14日、韓国・ソウル経済によると、韓国の広報活動を行う徐敬徳誠信女子大学の教授が、キムチを「中国のもの」とする中国ネットユーザーの主張を「もはや気の毒に思える」と一蹴した。写真はカタール。

2022年11月14日、韓国・ソウル経済によると、韓国の広報活動を行う誠信女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授が、キムチを「中国のもの」とする中国ネットユーザーの主張を「もはや気の毒に思える」と一蹴した。

記事によると、中国メディアの観察者網などはこのほど、大韓サッカー協会がカタールワールドカップ(W杯)を前に韓国農林水産食品流通公社から約200キロのキムチの提供を受け、カタールに送ったとのニュースを報じた。記事は「中国メディアはキムチの新しい中国語表記である『新奇(シンチ)』を使わず、『泡菜(パオツァイ、四川省発祥の漬け物)』の表記を固守した」と指摘している。これに対し一部の中国ネットユーザーからは「韓国人がいくらキムチを自分たちのものと主張しても、彼らが食べるキムチの90%以上が中国産だ」「韓国は中国の文化を模倣し、自分たちの文化だと主張する深刻な国」などの主張が寄せられたという。

これについて徐教授はSNSで「『キムチ工程(東北工程をもじったもの)』の典型的な手法だ」とし、「共産党機関紙のキムチに関する記事で中国のネットユーザーのコメント世論を形成し、その後に全般的な世論を塗り替えていく方法だ」と指摘した。

さらに「世界中の人たちが韓国をキムチ宗主国と考えており、中国だけが自分たちのものと信じているようだ」とし、「いつになったら井の中の蛙から抜け出し、世界的視点を認めるのか。もはや気の毒に思える」と書き込んだという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからも「中国人はキムチを食べないよね?なぜ食べないものを自分たちのものと言い張るのか」「iPhoneも中国のものと言い出しそう」「街中のスーパーにキムチの材料が並び、家族や隣人が集まってわいわいキムチを漬ける文化が中国にあるのか?」「『中国の家庭には必ず1台以上キムチ専用冷蔵庫がある』と言うなら認める。うちには2台もあるよ」など、中国ネットの主張に反論する声が上がっている。

また、「中国産キムチの輸入を禁止するべき」「韓国の飲食店は追加料金をとってでも韓国産キムチを提供してほしい」「韓国の文化を守り世界に広める徐教授のような人がもっと必要なのに、国民や文化に無関心な韓国の国会議員が情けない」などと訴える声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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