アレン・レン（任嘉倫）とソン・ズーアル（宋祖兒）が主演の時代劇ドラマ「無憂渡」がこのほどクランクアップを報告し、キャラクターのビジュアルが正式に初公開された。

「無憂渡」は2018年の人気ドラマ「晩媚と影～紅きロマンス～」と同じ原作者で、小説家・半明半寐（バンミンバンメイ）の「半夏」を映像化するドラマ。人と妖怪が共存する世界に生きる少女の半夏と、捉妖師の宣夜が奇異な事件に立ち向かうホラーミステリー作品と紹介されている。

今年６月末に象山影視城でクランクインした同作は、今月７日にクランクアップを中国版ツイッター・微博（ウェイボー）の公式アカウントで報告。同時にクランクアップを記念する約２分の動画を投稿し、登場人物たちのビジュアルが初めて正式に公開された。

「無憂渡」では今年７月、象山影視城のアレン・レンの休憩場所に何者かが侵入し、盗撮や情報漏えいの行為があったことを制作側が明らかに。ドラマの撮影現場に横行する「代拍」（盗撮して収益を得る行為）の侵入を見過ごしたことを、制作側がアレン・レンに対して公式に謝罪するとともに、今後は権利侵害について厳格な態度で臨むと表明していた。

その引き締めの効果もあり、「路透」と呼ばれる撮影現場での盗撮写真が一度もネット上に出現することがなかった「無憂渡」だけに、初公開されたアレン・レンの古装姿も話題に。これまでに主演した時代劇作品とは一線を画した質素でシンプルないでたちが、逆に33歳の実年齢を感じさせず、「まるで少年のよう」と称賛するコメントが集まっている。(Mathilda)