プロの花嫁介添人が登場、プロを雇うのはなぜ?―中国

人民網日本語版    2022年11月12日(土) 23時0分

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中古品フリマアプリの「閑魚」で「花嫁介添人(伴娘)」と検索すると、200~520元ほどの花嫁介添人サービスが大量に目に飛び込んでくる。

中古品フリマアプリの「閑魚」で「花嫁介添人(伴娘)」と検索すると、200~520元(約4000~1万円)ほどの花嫁介添人サービスが大量に目に飛び込んでくる。このほか、プロの花嫁介添人でブライダル企業のアプリを通じて営業活動をしている人もいれば、微信(WeChat)のグループを通じて仕事をもらう人もいる。

■プロの花嫁介添人「花嫁を引き立てる平凡なルックス」

「花嫁さんを引き立てます」、「目立ちません」、「平凡なルックスです」といったフレーズは、仕事を求めるプロの花嫁介添人の紹介文のほとんどに見られる。

結婚式の当日は、花嫁が「美」を独占するべきというのが、このほど取材したプロの介添人と花嫁のほぼ全員の共通認識だった。プロの介添人の女性は、「この仕事は美人過ぎてはだめ、背が高すぎてもだめで、花嫁さんの引き立て役に徹しなければならないと思う」と話した。

また、「花嫁より目立たない」のがプロの介添人の基本的条件であり、基本的マナーでもあるという人もいる。

■なぜプロを雇うのか?

ソーシャルコマースプラットフォームの小紅書には、自分が介添人を頼んだ時の費用一覧を公開する人が少なくない。必要経費として挙げられているのは、1000元(約2万円)に上る宿泊費、1000元に上る手土産代、数百元の親族へのご祝儀、さらには航空券代などだ。プロを雇えば300~500元(約6000~1万円)のサービス料金だけで済む上、借りを作ることもない。

プロの介添人を雇った萌萌さんも費用を計算したことがある。他の地域に住む友人2人に介添人を頼んだとしたら、高速鉄道の料金が往復で1400元(約2万8000円)ほど、口紅や香水などの手土産代が計2000元(約4万円)前後、母親からそれぞれに600元(約1万2000円)のアテンド料で計1200元(約2万4000円)、花嫁を迎えに行く時のゲームにも費用がかかり計1000元(約2万円)前後、ヒルトンホテルに2泊して大体1100元(約2万2000えん)だ。一方で、プロを雇う場合は1人300元(約6000円)で済み、諸々の費用もかからない。

プロの介添人の青青さんは、「現代では心の底を見せ合える友人がいるという若者は少ない。よく知らない遠くの親戚に介添人を頼めば、ものすごく気を遣うし、よく知っている人に頼んでアテンド料を渡すとして、アテンド料が少なければ陰口をたたかれる。だったらいっそのことプロを雇った方がいい。少なくとも気は遣わないし、支払いも1回で済む」と話した。

前出のプロの介添人の女性は、「プロの介添人を選ぶのは目下の新型コロナウイルス感染症の影響によるという人も少なくない。友達が他の地域から来ることができないので、地元でプロを雇うしかないということだ。花嫁の中には、自分の友達が介添人の経験がないため、経験豊富なプロを探して、結婚の良い雰囲気作りをしたいという人もいる」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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