文前大統領が飼育放棄した犬、引き取り手見つからず=韓国ネット「金正恩に返せば」

Record Korea    2022年11月13日(日) 17時0分

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11日、韓国・毎日新聞は、文在寅前大統領が手放した豊山犬が引き取り手がなく「厄介者」のような状況になっていると伝えた。写真は文前大統領の公式ツイッターより。

2022年11月11日、韓国・毎日新聞は、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が手放した豊山犬が引き取り手がなく「厄介者」のような状況になっていると伝えた。

豊山犬は北朝鮮原産の猟犬で、文前大統領が在任中に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記からコミ(雌)とソンガン(雄)が贈られた。退任後も私邸で飼育していたが、このほど政府に返還した。

記事によると、行政安全部がこの2頭について、既に2頭の間に生まれた子供2頭を飼育している大田(テジョン)のテーマパーク「オーワールド」に引き取りを打診したが断られた。これに先立ち、やはり2頭の子供を飼育している光州(クァンジュ)・牛峙(ウチ)動物園と仁川(インチョン)大公園にも打診をしたが、断られているという。オーワールドを運営する大田都市公社の関係者は、取材に対し「行政安全部から飼育要請を受けたのは事実」だと認めたうえで「既に2頭を飼育しているので、施設面の問題などから、更に迎え入れるのは適切ではないとの意見を伝えた」と話している。

大統領記録館は現在、全国の自治体と動物園にコミとソンガンの引き取りを打診しているという。

文前大統領が豊山犬を手放したことを巡っては、与党勢力が強く批判し、政界で論争となった。これを受け、文前大統領が自ら「現行法上、大統領記録物(である犬)を記録物から解除し所有権を移すことは不可能だと判断された。今からでも私が引き取ることができるのなら大歓迎だということを明らかにしておく」「もうやめよう。私に引き取らせることができないなら、政府が責任をもって養育管理すればいいことだ」と立場を表明している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「今は(犬は)大統領記録物だから飼育費を出せ。正式に引き取ったら自費で飼育する、ってことだよね。本当に?そんなに引き取りたいなら、お金は持ってるんだろうし、引き取ったと思って飼育すればいいのに」「誰が犬をもらってこいと言った?今まで飼育したことに感謝しろだと?散々、写真に撮って利用して、ペットは我が子同然だと言ってたくせに」「そもそも犬をもらわなければよかったんだ。責任感がなさすぎる」「初めから飼う気はなかったのに、正恩の顔色をうかがってもらい受けただけなんだろう。愛情があるなら、退任前に法改正しておいて連れていけばよかったんだ」などのコメントが寄せられている。

一方で、「国の財産を個人所有にすることはできない、引き取るから法改正してくれと言っても聞き入れられない、という状況でしょ」「国家記録物に関する法令の問題で、飼いたくても飼えないということなのに、こんな記事を書くなんて」「現政権が稚拙なんだよ。今は(犬は)国家所有物だから、施行令を改正するという約束を守って、飼育できるようにしてほしいと言ってるんだよ。そのうち国家所有物を盗んだと言って監査院を送り込むんじゃないだろうな」といった文前大統領擁護のコメントや、「金正恩に返す、が正解だな」という声も上がっている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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