ソウル雑踏事故、遺族が国を相手取り集団訴訟へ=韓国ネット「やりすぎでは」

Record Korea    2022年11月14日(月) 7時30分

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11日、韓国・ニュース1によると、先月29日にソウルの梨泰院(イテウォン)で156人が死亡した雑踏事故で、犠牲者の遺族が国を相手取った集団訴訟の準備を進めている。写真は梨泰院。

2022年11月11日、韓国・ニュース1によると、先月29日にソウルの梨泰院(イテウォン)で156人が死亡した雑踏事故で、犠牲者の遺族が国を相手取った集団訴訟の準備を進めている。

政府とソウル市龍山(ヨンサン)区に法的な賠償責任を問う考えで、弁護士団体「民主社会のための弁護士会」「グッド・ロイヤーズ」が訴訟に参加する原告の募集を始めているという。「グッド・ロイヤーズ」には現在までに8人の遺族から申し込みがあったといい、関係者は「警察職務執行法と災難(災害)安全法により国家賠償請求が認められるだろう」と話している。「民主社会のための弁護士会」も遺族からの要請を受け、雑踏事故専門担当班を設置して対応しているという。

法曹界によると、事故発生前に警察に多数の通報があったことが分かる音声などが公開されたことで、「警察は数時間前から危険な状況を認識できたにも関わらず適切な措置を取らなかった事実が明らかになった」として、民事上、国家賠償責任が認められる確率は高まったとの見方が出ているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「遺族の方々が連帯して国からの謝罪と賠償をきちんと得られますように」「無能な政府が防げたはずの事故を放置したせいで、若い命が奪われた」などの声が寄せられているが、多くのコメントは懐疑的な内容となっている。

「悲しい痛ましい事故だけど、これはやりすぎではないか」「遺族の悲しみには共感するけど、国を相手取り訴訟?それはちょっと違うんじゃない?何だか利用されているような印象だ」「国が梨泰院に行けと刃物を突きつけて脅迫でもしたのか?」「賠償金目当てでは」「セウォル号事故シーズン2の始まりか」「遊びに行って事故に遭ったのに国に賠償しろって、笑わせるね」「国民を扇動して国を混乱させたい勢力がいるんだな」などの声が上がっている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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