サッカーのワールドカップ（W杯）カタール大会に臨む韓国代表が約200キロものキムチを準備している。中国メディアの観察者網が韓国の報道を引用して伝えた。

韓国・ニュース1によると、大韓サッカー協会は9日、W杯期間中の韓国代表のキムチは韓国農水産食品流通公社が提供し、約200キロが練習拠点に送られると発表した。同協会のイ・ヨンス副会長は「選手たちは長期間、海外で戦うので、口に合う食事を提供することが重要。このキムチを食べて、最高のコンディションでW杯に臨んでほしい」と語ったという。

韓国代表のチームスタッフは11日に現地入りし、荷物の運搬や宿泊施設の確認、練習場の手配などを行う。荷物には調味料や調理器具が含まれており、14年の南アフリカ大会で韓国チームを支えたシェフも合流する。食材やメニューは韓国代表の「ベスト8進出」のために事前に準備されているという。

また、韓国農水産食品流通公社のキム・チュンジン社長は「このキムチを食べて奮起し、素晴らしい試合をしてほしい。わが社も韓国を代表する食べ物であるキムチを世界に紹介することで、韓国の地位を高めたい」と語った。

この報道に、中国のネットユーザーからは「（高級食材の）ナマコの助力を受けた中国代表は沈黙」「（高い）ナマコを食べた中国代表は出場できず、（安い）キムチを食べた彼らは出場できる…」「韓国を見よ。キムチごときでW杯出場できるんだぜ」「キムチは彼らにとってのナマコ（高級食材）なんだよ」「（韓国は）もう少しいいもの食べたら？」「実際はチーム内で肉の奪い合いなんだろう」「韓国のキムチのほとんどは中国山東省産のハクサイを使っている」といったコメントが寄せられている。

なお、韓国は11月24日にウルグアイ、同28日にガーナ、12月3日にポルトガルと対戦する。（翻訳・編集/北田）