中国の李克強総理は9日、プノンペンでカンボジアのフン・セン首相と会談を行いました。

李総理は、「中国は一貫してすべての国が大小を問わず一律に平等であることを主張しており、カンボジアが自国の国情に合った発展の道を歩むことを支持している。中国はカンボジア産農産物の輸入拡大とカンボジアの工業化の加速を支持し、カンボジアの道路整備や医療、水道整備などのプロジェクトへの支援を着実に実行に移し、科学技術、教育、文化などの分野における協力を深め、両国間の直行便を増やし、カンボジアの学生が中国に留学することを歓迎する」と表明しました。

これに対して、フン・セン首相は、「カンボジアと中国は筋金入りの友人である。カンボジアは『一つの中国』の政策を断固として堅持し、カンボジア・中国運命共同体の共同構築を支持する」とした上で、中国側と貿易や投資、農業、インフラ、人文などの分野の交流・協力を強化し、多国間の枠組みの下で緊密に協調・協力し、両国関係の一層の発展を推進していきたいとの姿勢を示しました。

会談後、双方は農業やインフラ、教育、中医薬など10件以上の二国間協力文書の調印に立ち会うほか、プノンペンとシアヌークビルを結ぶ高速道路の開通式に出席しました。（提供/CRI）