57年前の学生訪中団記念展、国交回復前の貴重な記録=毛沢東や周恩来が歓迎―14日から都内で

Record China    2022年11月12日(土) 10時0分

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日中国交回復前の1965年に初めて訪中し、8年間続いた学生友好参観団の足跡を記念する「訪中学生団57年記念展 1965~2022」と題した展示会が11月14日から18日まで、東京・虎ノ門で開催される。

日中国交回復前の1965年8月に初めて訪中し、8年間続いた学生友好参観団の足跡を記念する「訪中学生団57年記念展 1965~2022」と題した展示会が、11月14日から18日まで、東京港区虎ノ門の中国文化センターで開催される。主催は1965~1972年の間に、毎年訪中した学生参観団の団員785名からなる「斉了会(ちいら会)」。

当時訪中を計画したのは、早大や慶大など10大学からなる、関東学生中国研究会連合と仏教青年会。第1回には126人が参加した。

1965年の初訪中から5年連続で参加した井垣清明同会会長(78歳)は当時大学生。Record Chinaのインタビューに応じて、「初訪中当時は国交はなく、行く前は不安でいっぱいだった。香港経由で広州杭州上海、北京と回り有意義だった。記念展を通じて、日中友好の歴史をさらに紡いでいくことを望んでいる」と語った。

初訪中時、北京・人民大会堂で開催された北京市長主催歓迎会に招かれた。毛沢東周恩来トウ小平ら中国要人が出席しており、温かい言葉をかけられたという。この時、毛沢東らと一緒に写った写真も展示される。

書道家の井垣会長は「日本では戦後初となる青年訪中団の一員として、訪中したのは得難い体験だった。様々な障害や困難があったが、中国政府・人民の熱烈な歓迎は今でも脳裏に焼き付いており感謝の念に堪えない」と振り返る。その上で、「日中国交正常化50周年という節目にあたり、コロナ禍で人的往来が思うままにできない今こそ、若い頃の中国での体験や中国に関する情報を日本で広めたい」と展示会に寄せた思いを明かした。

この展示会は、中国文化センター、日中文化交流センター、全日本華人華僑青少年中国文化振興会の共催によるもので、斉了会に関する写真や資料、記念文集などが展示され、スライドショーや講演、シンポジウムなども行われる。

会期 2022年11月14日(月)~18日(金) 入場無料。予約不要

会場 中国文化センター 東京都港区虎ノ門3-5-1 37森ビル 

日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 徒歩2分、銀座線 虎ノ門駅徒歩7分

八牧浩行


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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