「博物館見学」が新たなトレンドに―中国

人民網日本語版    
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中国で「博物館見学」が新たなトレンドとなっている。写真は寧波博物館。

山東省棗荘市嶧城区陰平鎮の魯筆博物館で、学生の王暁暁さんはボランティアの先生に、「書道における『柔』とは、ソフトな筆遣いを指すのでしょうか?そして『剛』というのは、力を込めて書いた方がいいのでしょうか?」といったような質問を投げかけていた。書道の筆の製作や展示、体験、技術の伝承、文化交流などを一体とした魯筆博物館は、高等教育機関や小中学校と研学の面で提携することで合意しており、書画展や学術交流イベントなどを定期的に企画している。また、「対聯」(家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)コンテスト、開筆礼(入学の際に行う伝統儀式)、親子見学などのイベントを開催して、多く人が見学に訪れている。新華社が伝えた。

中国国家文物(文化財)局の統計によると、2021年に届出のあった新規博物館は395館で、届出のある博物館の数は計6183館となった。その数は世界でも上位で、無料開放率は91%となっている。そして、中国において「博物館見学」がすでに新たなトレンドとなっている。

同局の統計によると、2021年、中国全土の博物館で開催された展示・展覧会は3万6000件、教育イベントは32万3000件に達し、来場者数は延べ7億7900万人に達した。中国各地の博物館は展示・展覧会や無料解説、文化講座、文化財鑑定、修復展示、インタラクティブ体験、教育研学といった多種多彩なイベントを企画して、多くの来場者を呼び込んでいる。

地域の歴史や文化を主に展示している博物館として、江西蘆渓県博物館は毎週土曜日の夜も営業し、多くの市民がナイトツアーを通して文化の魅力を感じている。市民の王愛中さんは、「博物館には子供を連れて何回も来ている。子供の世代にも悠久の歴史を誇る歴史や文化をもっと知ってもらい、民族の誇りを高めてほしい」としている。 (提供/人民網日本語版・編集/KN)

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