ソウル雑踏事故、手を震わせ現場を指揮した消防署長が立件され物議=「何の罪もない」「英雄なのに」

Record Korea    2022年11月9日(水) 15時0分

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8日、韓国・マネートゥデイによると、警察庁特別捜査本部が梨泰院雑踏事故をめぐり、龍山消防署長を業務上過失致死の容疑で立件したことに対し、一部から「納得できない」と批判の声が上がっている。写真は韓国。

2022年11月8日、韓国・マネートゥデイによると、韓国の警察庁特別捜査本部がソウルの梨泰院で発生した雑踏事故をめぐり、チェ・ソンボム龍山消防署長を業務上過失致死などの容疑で立件したことに対し、一部から「納得できない」と批判の声が上がっている。

記事によると、特別捜査本部はチェ署長の容疑について「事故現場への出動時に適切な対応ができなかった状況がある」と説明した。事故現場に鐘路消防署所属の救急車が先に到着したことを問題視しているという。

当時、事故現場から最も近い龍山消防署所属の梨泰院119安全センターの救急車は、梨泰院駅近くにいた頭部外傷患者を移送するため午後10時7分にセンターを出発し、雑踏事故の現場に到着したのは午後11時13分だったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「現場で一番大変な思いをした人なのに」「彼には何の罪もない」「英雄を被疑者にするなんておかしい」「手を震わせながら対応に当たっていた人をなぜ?」「むしろちゃんと仕事をした人は彼だけだった」「警察と消防に責任を押し付けている」「龍山消防署長が被疑者なら、行政安全部長官は死刑レベル」「現場で戦ったチェ署長を立件し、行政安全部長官や龍山区庁長を立件しないなんておかしい。尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は何を考えているのか」など不満の声が寄せられている。

雑踏事故が発生した先月29日夜、チェ署長は現場で救助活動を行い、メディア向けに4回にわたって被害状況の説明を行った。その際、落ち着いた声で話すチェ署長のマイクを握る手が小刻みに震えていたことが話題となり、ネット上で映像が拡散していた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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