米政府系ラジオ・フリー・アジア（RFA）の中国語版サイトは7日、中国の半導体輸入量はなぜ激減しているのかとする記事を掲載した。

記事はまず、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの同日付報道を引用。半導体は以前からずっと、中国にとって最も多く輸入する品目の一つで、輸入量は2021年まで年20％の伸びを見せていたが、今年1～10月は前年同期比30％も減少したと伝えた。

記事によると、米情報戦略研究所のエコノミスト、李恒青氏はRFAの取材に応じ、その原因として「最近の米国による中国への半導体輸出規制と中国経済の減速」を挙げ、「中国経済の減速により、半導体の使用量が大きく減ったことが大きな要因の一つだ。もう一つが米国が発動した半導体法。中国に輸入されるものはすべて、例えばスーパーコンピューティングや人工知能（AI）技術に関連するものなど、これらの分野の半導体は厳しい規制を通過しなければならず、特に軍事関連の半導体を渡すことはできない」と語った。（翻訳・編集/柳川）