文前大統領、飼育費問題で愛犬を国に返還?=ネットに賛否「責任感がない」「国家所有物だから」

Record Korea    2022年11月10日(木) 10時0分

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7日、韓国・JTBCは「文在寅前大統領が在任中に北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記から譲り受けた犬を国に返還する意向を伝えた」と報じた。写真は文前大統領。

2022年11月7日、韓国・JTBCは「文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が在任中に北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記から譲り受けた犬を国に返還する意向を伝えた」と報じた。

2018年9月に平壌(ピョンヤン)で南北首脳会談が行われた際、文大統領に金総書記から豊山犬(北朝鮮原産の猟犬)のコミ(雌)とソンガン(雄)が贈られた。その後、文大統領が飼育していた雄のマルとコミの間に7頭の子どもが生まれたが、このうち6頭は里親に引き取られた。残る1頭はコミ、ソンガンと共に、文前大統領が退任後も慶尚南(キョンサンナム)道梁山(ヤンサン)市の私邸で飼育されている。文前大統領は5日に、この3頭を手放す意向を行政安全部に伝えてきたという。理由は「月250万ウォン(約26万円)ほどの犬の管理費」だと記事は伝えている。

文前大統領は退任後、政府側と1カ月約250万ウォンの飼育予算支援(飼料代35万ウォン、医療費15万ウォン、管理費200万ウォン)を盛り込んだ協約書のやり取りを行っていたという。しかし、そうした内容を盛り込んだ関連法改正が現在のところ実現していない。

行政安全部関係者は、JTBCの取材に対し「本来は大統領に贈られた犬も国家所有となるが、動物は元の飼い主が飼育を続けるべきだと文前大統領と尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の間で協議した結果、3頭が文前大統領に引き取られた」と説明している。前例のないことだけに、第3機関による管理を可能にし、必要があれば費用を支援できるようにする法改正を進めていたという。ただ、「法が改正されれば関連内容を検討するとしていただけで、費用支援を事前に約束したわけではない」と強調している。現在は、3頭を国に返還するか文大統領が引き続き飼育するか協議に入ったところで、具体的な計画はまだ何もないという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「退任後の生活費に月2000万ウォンもらってるのに、犬を飼う金がないの?。金を出さないなら犬もいらないって?」「管理費200万ウォンって、犬の世話をする人を雇うってことでしょ。餌やりもトイレの世話もやりたくないわけだ。カメラの前では愛犬家ぶってたけど、真の犬好きではないね」「自分でちゃんと世話してたら、250万ウォンもかからないよね。今まではちゃんと飼っているとショーをしていただけだ」「飼っていた動物を手放すような人にまともな人間はいない。こんな人が大統領だったなんて」「今まで飼ってたんだから、支援金があろうとなかろうと最後まで世話するのが常識であり責任ある姿勢だ。一国の大統領だったなら、そのくらいの姿勢は見せてもらいたい」など、文前大統領を批判するコメントが殺到している。

一方で、「ふざけるな。我が家の1カ月の生活費は200万ウォンだぞ」「国家所有物を個人が所有するほうが問題でしょ」「国家所有物なんだから、飼育費が出ないなら返還する、というのは正しいんじゃない?」「国家所有物をそのまま手元に置いておくのは違法だから、法改正を進めてくれってことじゃないの?。金を出さないから飼わないって話じゃないと思う」などの声も上がっている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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