日本車は本当に燃費が良いのか―中国メディア

Record China    2022年11月9日(水) 17時0分

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7日、百度に「日本車は本当に燃費がいいのか」とする文章が掲載された。資料写真。

2022年11月7日、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に「日本車は本当に燃費がいいのか」とする文章が掲載された。

文章は、自動車の燃費に影響する要素は数多く存在し、その中でも車体の重量、エンジン、変速機、そしてタイヤの四つが燃費の良し悪しを大きく左右するポイントになると紹介し、この四つのポイントから日本車の燃費について分析している。

まず車体重量については、他国の車より日本車が軽いということはなく、むしろやや重いとし、独フォルクスワーゲン傘下のブランド・シュコダの1.4Lターボエンジン搭載セダンの重量が1360キロなのに対し、トヨタ・カローラの1.2Lターボは1370キロであることを例に挙げた。

次に、エンジンについては燃費に大きく関わる熱効率が日本車は40%前後と高く、トヨタに至っては43%という非常に高い熱効率を実現していると指摘。マツダのエンジンは熱効率を高めるために圧縮比を高めているとした。

さらに、変速機についてはより良い燃費を実現するために現在の日本車のほとんどが無段階変速のCVTを採用していると説明。CVTの経済性は街乗り利用でより大きな強みを発揮するとし、広くATを採用していた際には日本車の燃費の良さはそこまで目立つものではなかったことから、CVT変速機が日本車の低燃費化に大きく貢献したとの見方を示している。

最後に、唯一地面と接触する自動車部品で、燃費への影響も大きいタイヤについて言及。日本車のタイヤは同じクラスの米国車、ドイツ車、フランス車、韓国車、中国車に比べると細くなっており、細いタイヤを採用することで接地面積が小さくなって動力ロスが減り、燃料消費を抑えることができるとした。

文章は「総じて、日本車は設計時点のコンセプトとして他のブランドよりも燃費の良さを重んじている。しかし、全ての日本車の燃費がいいわけではないし、燃費を良くするために動力性能や安定性といった乗り心地に影響する部分を一部犠牲にしていることもあるのだ」と評している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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