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2007年6月20日、新疆ウイグル自治区アルタイ地区で、海抜3835mの「氷山」にあった万年雪が、ここ数日の異常高温で広範囲に溶け、消えてしまっているとの報道があった。
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2007年6月20日、新疆ウイグル自治区のカザフスタンとの国境の町、吉木乃県ではここ数日30度を超す猛暑が続いており、「木斯島氷山」の万年雪が大規模な範囲で消失していることがわかった。
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「木斯島(ムースーダオ)」はカザフスタン語で「氷山」を表し、吉木乃県内に幅5km、長さ12kmにわたり横たわっている。最高海抜は3835m。第4紀氷河時代の氷河が現存する中国でもまれな氷山だが、近年の温暖化により万年雪は毎年50mずつ消失していた。***
同県は猛暑続きで、「木斯島氷山」の頂上でも最高気温16度を記録。氷河の万年雪は一挙に溶け出し、現在残っている万年雪は昔と比べて3分の1にも満たないという。(翻訳・編集/本郷智子)
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