梨泰院の雑踏事故、発生4時間前から通報相次ぐも警察は動かず―中国メディア

Record China    2022年11月3日(木) 14時40分

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2日、中国中央テレビの微博アカウントは、韓国ソウルの梨泰院で発生した雑踏事故について、事故発生の4時間前に危険を指摘する警察への通報が複数寄せられていたことが明らかになったことを報じた。

2022年11月2日、中国中央テレビ(CCTV)の微博アカウントは、韓国ソウルの梨泰院で発生した雑踏事故について、事故発生の4時間前に危険を指摘する警察への通報が複数寄せられていたことが明らかになったことを報じた。

記事は、事故が発生した10月29日に地下鉄梨泰院駅で下車した人の数が1年前の3倍余りに達していたと紹介。人の流れがあまりにも多かったことで、事故発生の4時間前から警察に規制措置の実施を求める通報が次々と寄せられていたものの、11件の通報に対して警察が対応したのは4件にとどまり、しかも本腰を入れた対策を講じなかったと伝えた。

また、事故後の同31日に設置した、事故現場付近で見つかった遺失物の受け取りセンターには膨大な数の衣服や靴が所狭しと並べられており、当時の人の密集ぶり、混乱ぶりがうかがえることを紹介している。

この件について、中国のネットユーザーは「もし事前にしっかり対策を講じていれば、別の結果になっていたかもしれない」「4時間も前から通報があったのに動かなかったとは。それで156人の命が奪われたというのはとても恨めしい」「自分の親しい人を失ったらとても心が痛むだろう。このような悲劇が世の中からなくなってほしい」「セウォル号の悲劇を思い起こしたよ」「子どもたちに人が密集した場所にできる限り行かないように教えよう」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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