梨泰院の雑踏事故、韓国市民が「後遺症」にさいなまれる―中国メディア

Record China    2022年11月4日(金) 6時0分

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3日、澎湃新聞は、韓国ソウルの梨泰院で発生した雑踏事故について、韓国市民が「後遺症」にさいなまれていると報じた。

2022年11月3日、澎湃新聞は、韓国ソウルの梨泰院で発生した雑踏事故について、韓国市民が「後遺症」にさいなまれていると報じた。

記事は、10月29日に梨泰院で発生した雑踏事故について、韓国中央災害安全対策本部が11月1日に発表した情報で156人が死亡し、29人が重傷、122人が軽傷を負ったと紹介するとともに、事故が現地人の日常生活に影響を与えているようで、密集した場所や混雑した道路に慣れているはずの人びとが突然、存在しうるリスクを意識し始めたと伝えた。

そして、現地に住む30歳の女性が事故後の10月31日にいつもどおりソウル地下鉄9号線に乗って出かけようとしたところ過呼吸気味になり途中で下車してしまい、「呼吸ができないと感じた。地下鉄で息が止まる感じがするのは初めてではないが、今回が一番ひどかったし、とても恐怖を感じた。人が地下鉄に次々なだれ込むのを見て、事故のシーンがフラッシュバックしてしまう。あの恐ろしい事故が地下鉄でも起きるのではないかと怖くなった」と語ったことを紹介している。

記事は、ソウルの地下鉄が通勤ラッシュ時間は「地獄」と称されるなど非常に混雑しており、21年のデータでは通勤ラッシュ時における9号線の平均乗車率が185%と、身動きできないとされる150%を大きく上回っていると伝えた。

その上で、韓国安全専門協会の責任者が「大規模な群衆が集まればどんな状況でも事故は起こりうる。梨泰院の悲劇は、災害がわれわれの身近なところに潜んでいるということを戒めている。当局、そして市民一人ひとりが警戒を保たなければならない」と警告したことを併せて伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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