ソウル梨泰院の事故、立ったまま死亡した人も? 専門家「可能性は十分にある」―中国メディア

Record Korea    2022年10月31日(月) 11時30分

拡大

30日、観察者網は、韓国ソウルの繁華街で発生した転倒事故で目撃者から「立ったまま亡くなった人もいる」との証言が出たことについて、韓国の専門家が「可能性は十分にある」との見解を示したと報じた。

2022年10月30日、中国メディア・観察者網は、韓国ソウルの繁華街で発生した転倒事故で目撃者から「立ったまま亡くなった人もいる」との証言が出たことについて、韓国の専門家が「可能性は十分にある」との見解を示したと報じた。

記事は、ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)で29日夜に発生した転倒事故ですでに154人の死者が確認され、100人以上が負傷したと紹介。韓国・聯合ニュースの30日付け報道として、今回の事故が韓国史上最悪の転倒事故になったと伝えるとともに、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が30日に国を挙げて服喪することを宣言したと伝えた。

そして、事故の生存者や現場の目撃者が当時の状況について「人の波が狭い通りに押し寄せ、移動できなかった。事故現場には傾斜があり、傾斜の下側にいた人がバランスを保てなくなりドミノ倒しのように倒れていった」などと証言していることを紹介し、事故現場が長さ45メートルの坂道で、道幅はわずか4メートルだったとしている。

また、ネット上では「立ったまま亡くなった人もいる」という目撃者の情報も流れており、驚きを示したり、懐疑的な見方を示すコメントが見られたことを伝えた上で、元韓国国立捜査研究院院長の徐中錫(ソ・チュンソク)氏が「立ったままの犠牲になるケースも有り得る。多くの犠牲者は圧迫型窒息によって死亡したと推定される。通常は肋骨(ろっこつ)や横隔膜を移動させて呼吸を確保するが、今回の事故では四方から強い圧力を受けたことで胸郭が十分に運動する空間が確保できず、窒息死したものと思われる」と述べ、他にも心臓などの臓器破裂や頸部(けいぶ)骨折などの可能性も考えられ、具体的な死因の解明は検死結果を待つ必要があるものの、圧迫型窒息によって多くの犠牲者が亡くなった可能性が最も高いとの見方を示したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携