フィギュアスケートの中国選手・金博洋（ジン・ボーヤン）が28日に開幕するグランプリ（GP）シリーズ第2戦スケートカナダを欠場することになった。

金は27日夜に欠場を発表。自身の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に「身体の状態のため、大変申し訳ありませんがGP大会（スケートカナダ）を欠場します。最高の状態に回復したいと思っていましたが、カナダに来る1週間ほど前に、スピンやジャンプをするたびに手術した個所が痛み、練習量が増えるにつれそれがはっきりしてきました。コーチングスタッフと相談したところ、今回はあきらめてリハビリを優先させようということになりました」とつづった。

また、「これまで応援し、励ましてくれたファンの皆さん。特に、わざわざ私のために（カナダに）足を運んでくれたスケートファンにはお詫び申し上げます！カナダでしっかりと練習して、この後にある四大陸選手権と世界選手権に全力で臨みたいと思います！」と決意をつづった。

金は昨年10月に虫垂炎と診断されたが、今年2月の北京冬季五輪出場のため手術を延期、大会後に手術を受けていたようだ。

ファンからは「最後の最後まで粘っての選択だったんだね。これからに期待しています」「ゆっくり休んで。万全の状態で戻って来てね」「身体が何より大事だよ、天天（※金の愛称）。カナダに残ってしっかりとトレーニングしてください。ずっと応援しています」「焦らないで。まずはしっかり休もう」といったコメントが寄せられた。

金は日本でも人気の選手。北京五輪では羽生結弦さんと数々の「ツーショット」を披露し、ファンを沸かせた。（翻訳・編集/北田）