韓国、日本を押さえ中国の貿易相手国2位も喜べない理由=韓国ネット「日本は脱中国なのに…」

Record Korea    2022年10月27日(木) 6時0分

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26日、韓国・ファイナンシャルニュースは「韓国が今年、日本を押さえて中国の貿易相手国2位になる見通しだ」と伝えた。写真はソウル。

2022年10月26日、韓国・ファイナンシャルニュースは「韓国が今年、日本を押さえて中国の貿易相手国2位になる見通しだ」と伝えた。

中国海関総署の資料によると、今年1~9月の累積中韓貿易(輸出入)の規模は2770億6500万ドル(約40兆7652億円)を記録した。一方、日本は2707億4000万ドルで韓国より63億ドルほど少なかった。

記事は「中韓貿易の累積増加率が6.0%、日中がマイナス1.4%であることを考えると、今年の残り3カ月も中国との貿易規模に大きな変化はないとみられ、そうなると韓国は中国の個別貿易相手国の中で日本を押さえて2位になる」「不動の1位は、今年1~9月に5803億9700万ドルを記録した米国だ」などと説明し、「中国における韓国の重要度が高まっているのは確かだ」としている。

ただし、記事は「中国側の統計から韓国の貿易危機がうかがえる」とし、「中国は今年9月までに韓国に1226億4800万ドル相当の商品を輸出し、韓国から1544億4200万ドル相当を輸入した。輸入が輸出を上回ってはいるものの、前年同期比の累積増加率を見ると、対韓国輸出が15.3%増加した一方で輸入は0.3%減少した」と説明。「韓国の立場では、貿易収支赤字を予感させる」と指摘している。

さらに、習近平(シー・ジンピン)政権の3期目発足も韓国経済の不確実性を高めていると記事は指摘。「内需中心の質の高い発展を成し遂げ、消費市場を拡大する」と宣言したことは韓国にとってチャンスとなるが、中国は自立自強を夢見ていることから「長期的には自国企業にサプライチェーンを代替すると予想される点」「数十年続いてきた中韓の垂直分業体制が水平に変化すると予想される点」「米中競争で二者択一の圧力が次第に強まる点」がリスク要因になると分析している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「文在寅(ムン・ジェイン)政権の5年が韓国を中国の属国にした」「他国が脱中国を進める中で韓国はまだこんな状況。韓国政府は本当の危機に直面しないと分からないのだろうか」「日本は脱中国なのに、韓国はさらに親中を深めている」「中国に依存せずに生きていく方法を見つけなければならない」「それでも米国のおかげで中国の威圧的な要求は減った。この際に、部品や基本素材などの中小企業を大々的に支援して中国の影から抜け出し、中国や世界に必要とされる韓国に生まれ変わろう」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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