女優ディリラバ（迪麗熱巴）主演の中国ドラマ「公訴精英」が、すでにテレビ放送に向けての審査を通過し、第四季（10月～12月）に期待される現代ドラマの1つとなっている。

全40話構成の「公訴精英」は、人気主演作の「夢幻の桃花～三生三世枕上書～」といったファンタジー時代劇とは一線を画し、ディリラバが初めて検察官役に挑む作品。国営テレビ・中央電視台（CCTV）および動画配信サービスの騰訊視頻（テンセント）で同時に放送・配信予定となっており、すでに審査を通過して現在はオンエア待機中となる。

ディリラバが演じるのは、有名大学の法科大学院を卒業したエリート検察官。インターネット社会が生み出したサイバー犯罪が専門で、実際に中国で発生した事件をベースに描いており、俳優トン・ダーウェイ（佟大為）演じる刑事警察隊長とのコンビで難事件の解決に当たる。

今年は俳優アレン・レン（任嘉倫）と共演した二部作のファンタジー時代劇「馭鮫記」も人気を集めたディリラバだが、イメチェンを図る硬派なドラマ「公訴精英」は第四季の注目作としてオンエアが待たれている。

なお、ディリラバは先月末までの時点で広告契約数が27社にのぼり、中国女優の中で今年の「広告クイーン」第1位に大手をかけている。代表的な企業はルイ・ヴィトンや ヴァレンティノ、MIKIMOTO （ミキモト）などで、契約期間がすでに3年を経過した企業は10社を超えており、ディリラバの人気と影響力への強い信頼感を表している。(Mathilda)