9月の訪日外国人、20万人を上回る=中国、観光旅行自粛継続も制限緩和期待―直行便回復へ

Record China    2022年10月19日(水) 19時40分

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9月の訪⽇外国人客は20万6500人と、今年3月の外国人の新規⼊国再開以来初めて20万を上回った。前年同月の約11倍に相当する。

2022年10月19日、日本政府観光局が発表した9月の訪⽇外国人客は20万6500人と、今年3月の外国人の新規⼊国再開以来初めて20万を上回った。前年同月の約11倍に相当する。新型コロナウイルス感染症の流行前の2019年9月比では90.9%減少した。

2020年1月下旬以降実施されていた世界的⼊国制限は、緩和・全廃の動きが加速している。⽇本では、今年9月から外国人観光客向け添乗員なしのパッケージツアーの受⼊れが再開され、ワクチン接種者に対する陰性証明書提示義務も廃止された。

9月の訪日外国人を国・地域別に見ると、韓国(3万2700人)、ベトナム(3万0900人)、オーストラリア(1万8000人)、米国(1万8000人)、中国(1万7600人)の順。台湾(6700人)、香港(2800人)は低調だった。

コロナ禍前には最大だった中国は、同国政府より海外旅行自粛指示が出されていることから、観光客の日本への渡航は実質的に不可能な状況が続いている。自国民の日本からの入国については、陰性証明書の取得及び原則7日間の施設での隔離、3日間の自宅での健康観察、複数回の PCR検査等が求められている。日本への直行便数は、前年同月と比較して回復傾向にあり、制限緩和が期待される。

⽇本政府は10月11⽇から、観光目的の個人旅⾏による⼊国再開など水際緩和措置を実施した。全ての帰国者・入国者について、入国目的を問わず、原則として入国時検査を実施せず、入国後の自宅又は宿泊施設での待機、待機期間中のフォローアップ、公共交通機関不使用などを求めないことになった。ただワクチンの接種証明書(3回)又は出国前 72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要となる。

日本政府観光局は「今後訪日外国人の増加が見込まれる」と期待している。(八牧浩行

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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