日本が個人旅行解禁も、中国人の爆買いなしでは厳しい?―香港メディア

Record China    2022年10月19日(水) 15時0分

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水際対策の大幅緩和で多くの外国人観光客が日本を訪れているが、中国からの観光客が少ないことにより、依然として日本の店は厳しい状態が続いているという。香港メディアの香港01が13日付で伝えた。写真は銀座。

香港メディアの香港01は13日、日本の報道を引用して、水際対策の大幅緩和で多くの外国人観光客が日本を訪れているが、中国からの観光客が少ないことにより依然として日本の店は厳しい状態が続いていると伝えた。

日本は11日から水際対策の大幅緩和を実施。すでに多くの外国人旅行客が訪れている。記事は日本のANNニュースの報道を引用し、「約2年半ぶりに海外からの個人旅行客の入国が解禁され、羽田、成田空港ともに多くの外国人旅行客が到着している」と報じた。その上で、ANNのインタビューに対し、オーストラリアのシドニーからの旅行客が「日本での買い物を楽しみにしている」と話し、同行した友人に至っては空のスーツケースを持って来日し、大量のポケモンの商品を買って帰国する予定だと語ったことを紹介。新婚旅行で日本を訪れたという夫婦や、日本の水際対策緩和直後に旅行先をインドネシアから日本に変更した家族もいたことを伝えた。

また、ANNが買い物をする外国人旅行客を直撃したところ、ドン・キホーテで日本のお菓子を大量に購入する旅行客や、ポケモンショップを訪れてグッズを購入する旅行客、東京・浅草かっぱ橋道具街に包丁などを買いに訪れる旅行客などがいたことに触れる一方、ある浅草の菓子店の担当者が「コロナ前は中国からの旅行者が多かったが、中国からの海外旅行はまだ再開されていないため、依然として苦しい状况が続いている」とし、「感染拡大以前の状況に完全に戻れば理想的だ」と話したことを伝えた。

香港01の記事は「現代ビジネス」の報道を引用し、「2019年の日本観光のピーク時には、中国人旅行客だけで延べ960万人が訪れていた。同年の外国人旅行客の消費総額(約4兆8000億円)のうち、中国が37%、台湾が12%、香港が7%を占めており、中国と台湾と香港を合わせると50%を超えた」と伝え、「圧倒的な経済貢献率で中国人旅行客の消費額はトップを維持しており、絶対的に欠かせない存在となっている。店の経営者がビジネスの難しさを嘆くのも無理はない」と結んだ。(翻訳・編集/刀禰)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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