羽生結弦さんのビールマンスピン、彼がフィギュアに捧げた愛―中国コラム

Record China    2022年10月14日(金) 11時20分

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羽生結弦さんのファンのコラムニストが、中国のポータルサイト・百度に「もうすぐ28歳になる羽生結弦のビールマンスピン、彼がフィギュアに捧げた愛」との文章を掲載した。

フィギュアスケーターの羽生結弦さん(27)のファンのコラムニストが、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に「もうすぐ28歳になる羽生結弦のビールマンスピン、彼がフィギュアに捧げた愛」との文章を掲載した。

今月5日、羽生さんは自身のYouTubeチャンネル「HANYU YUZURU」を更新し、10年以上前のジュニア時代のプログラム「Change(MONKEY MAJIK+吉田兄弟)」と、「夢見る憧憬」(もっぴーさうんど)に乗せた演技の2本を披露した。

文章は、「彼は絶対的な熱意と誠意をもって、異なるコスチュームとテイストの2つのプログラムを演じ切った」とし、「わずか数分間の映像に、9つのカメラや特殊効果が使用されており、彼の『会場でしか味わえないスケートのスピード感や臨場感、このチャンネルでしか味わえない特別なアングルを楽しんでほしい』という言葉の真の意味が感じ取れた」と評した。

一方で、「すべての人に最も多くの感動を与えたのは、やはりこのシーンだっただろう」として、羽生さんが見せたビールマンスピンに言及。「あと2カ月で28歳になる彼のビールマンが再び姿を現した。その瞬間、羽生の姿は2009年の当時12歳だった彼の姿と重なった。同じ『Change』、同じビールマン。十数年が過ぎてはいるがすべてが元に戻ったようで、あの少年は少しも変わっていなかった」とした。

その上で、「ビールマンは男子選手が年齢を重ねれば重ねるほど出現しなくなる。これまで何度も繰り返されたように、しなやかさを必要とするこの技をシニアの男子選手ができることは極めて珍しい。しなやかさはトレーニングと相反するもの。ジャンプのためにパワー系の筋トレをするとしなやかさに影響が出るのだ」と説明した。

そして、「簡単に言えばどちらを取るかという二者択一の問題。シニア選手にとって腰やお腹が受けるダメージは大きい」としながらも、「しかし羽生は決してどちらかを選ばず、あらゆることをやり遂げようとする人だ」と指摘。「もうすでにプログラムからは外しているが、必要であれば再び組み込む。2021年の世界選手権エキシビションでは『花は咲く』を演じ、そしてフィナーレでは再びビールマンを捧げた!当時の羽生は26歳。誰もが最後のビールマンだと思った。一体誰が、今日(動画でのビールマンスピン)があると想像できただろうか」とした。

文章は最後に、「競技場を離れた男子シングルスのベテラン選手。栄誉のためでも、利益のためでもなく、純粋にプログラムのため、ファンを喜ばせるために、こうして自らの最高のものを捧げる。これはとても、羽生結弦らしい」と結んだ。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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