南京の慰安所旧址が保護文化財に、市が「慰安婦記念館」建設へ―中国

Record China    2014年6月26日(木) 13時38分

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25日、旧日本軍が建造したとされる慰安所の旧址に、南京市が「慰安婦記念館」を建設する予定であることが分かった。

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2014年6月25日、中国新聞社によると、旧日本軍の建造したとされる慰安所の旧址に、南京市が「慰安婦記念館」を建設する予定であることが分かった。

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25日、江蘇省南京市利済巷2号にある旧日本軍が建造したとされる慰安所の旧址前に保護文化財と書かれた石碑が建造され、旧址が南京市から正式に保護文化財として認定された。面積が約2000平方メートルに達するこの慰安所旧址には建物7棟が現存し、アジア最大で、最も完全な形で残っている慰安所旧址だという。

10数年前から南京市政府に対して慰安所旧址を保護文化財に指定するよう働きかけてきた南京師範大学の歴史学者・経盛鴻(ジン・ションホン)氏は、「日本の右翼は慰安婦の歴史を否定し、南京大虐殺の歴史を否定している。ここはアジア最大で、慰安婦の数が最も多かった慰安所で、日本軍が犯した罪の確かな証拠だ」と語った。

旧址の復元計画を担当する東南大学建築学院建築歴史・理論研究所の周●(ジョウ・チー、●は王へんに奇)所長は、「7棟すべてを遺跡として残し、建物や庭の配置、構造、建築材料などだけでなく、慰安所周囲の壁や通路、大通りに面した店構えなどについても当時をそのまま復元し、1930年代の状況を再現したい」と語った。

さらに、「アウシュビッツ強制収容所のように、当時の歴史的情景を複数の建物内で復元し、残りの建物を記念館にして、慰安婦関連の映像や写真、文献を展示しようと考えている」と述べ、今後は中国国内だけでなく、アジア各国からも資料を集める計画だと明かした。(翻訳・編集/HA)

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