韓国で尹大統領弾劾の動き?実現の可能性は…=韓国ネット「黙って見ているのは韓国人ではない」

Record Korea    2022年10月12日(水) 20時0分

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11日、韓国・時事ジャーナルは「最大野党『共に民主党』から尹錫悦大統領の弾劾を示唆する発言が相次いでおり、大統領支持率10%台がデッドラインとみられる」と伝えた。写真は韓国大統領室サイトより。

2022年10月11日、韓国・時事ジャーナルは「最大野党『共に民主党』から尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾を示唆する発言が相次いでおり、大統領支持率10%台がデッドラインとみられる」と伝えた。

記事によると、「共に民主党」のキム・ヨンミン議員が8日にソウル市内で開かれた「尹錫悦退陣キャンドル集会」に参加し、「初めから資格のなかった人が大統領になったせいで国はひどい状態になった」「尹錫悦は退陣せよ」などと発言した。最近、同党内では尹大統領の弾劾に関する発言が相次いでいるが、現役国会議員が公に退陣に言及したのはこれが初めてだという。尹大統領の就任から5カ月、弾劾が現実化する可能性は低いというのが政界の主な評価だが、「尹大統領の支持率が10%台まで落ち、24年の国会議員総選挙で野党勢力が多数を占める『与小野大』の状態を覆すことができなかった場合は危険だ」との見方も出ているという。

「共に民主党」による攻撃のターゲットは外交・安保問題だと記事は指摘している。李在明(イ・ジェミョン)代表は連日、日米韓の合同軍事演習について、「国防惨事」「安保自害行為」などとの批判を行っており、「尹政権の親日、親米行動が北朝鮮の核の脅威を高め朝鮮半島の緊張を誘発している」というのが党の立場で、党幹部は早くから尹大統領に弾劾を警告してきたという。

ただ、記事は「現時点では弾劾の推進は困難だというのが大勢の意見だ」としている。尹大統領の支持率は8月に20%台前半まで下落したが、最近は30%台に回復しており、野党勢力の攻撃に危機感を感じた保守層が結集した影響だと分析されるという。保守支持層が尹大統領を支えているため、野党勢力がうかつに弾劾を進めれば、逆風にさらされかねないとしている。

しかし、野党勢力の一部からは「民心の限界線は支持率20%台」だとの声も上がっているという。ある重鎮議員は「大統領支持率が10%まで落ちれば何もできない状態に陥るため、与野党とも支持率の推移を意識するしかない」と話している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「この国を救うには弾劾しかない。1日も早く弾劾を」「国を崩壊させているというのに、黙って見ているのは韓国人ではない」「正直さのかけらもない大統領を国民が信じるわけがない。弾劾で当然だ」「大統領が今やっていることのうち、弾劾事由にならないことを探すほうが難しい」「駄目な人は早く降りてもらったほうが国益の損失も軽くて済む」「経済無能、外交も無能。一日も早く退陣するか権限を有能な人に渡して対処してもらいたい」「待ってられない、待ってちゃいけない」「国民は弾劾を叫んでいる!」など、弾劾支持派の声が多く寄せられている。

一方で、「文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の無能さにも耐えてきた国民だよ。尹大統領はまだまし」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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