韓国、8月の経常収支が赤字で経済に「赤信号」点灯―中国メディア

Record Korea    2022年10月10日(月) 22時20分

拡大

9日、上観は、韓国の8月の経常収支が赤字となり、韓国経済に「赤信号」が点灯したと報じた。

2022年10月9日、上観は、韓国の8月の経常収支が赤字となり、韓国経済に「赤信号」が点灯したと報じた。

記事は、韓国の中央銀行・韓国銀行が7日に発表したデータで、8月の経常収支が原材料などの輸入価格高騰によって30億5000万ドルの赤字となり、4カ月ぶりに赤字に転落したことが明らかになったと伝えた。

そして、多くの経済専門家の見解として、韓国の輸出で大きな割合を占める半導体貿易が悪化する中で、特に中国への輸出が厳しい状況になっているとしたほか、主要産油国の減産に伴う国際原油価格の最上昇で輸入にも負担の波が押し寄せていると紹介。経常収支の赤字が長期間蓄積されれば最悪外貨危機を引き起こす可能性があり、1997年のアジア金融危機、2008年の世界金融危機が再現されるのではないかとの懸念も出ているとした。

また、中国と韓国の間で半導体、ディスプレー、石油化学といった主要産業分野の技術差が徐々に縮小していることが、韓国の対中輸出減少の大きな要因の一つであるとも指摘。輸出拡大に向けて韓国政府が教育や医療サービスなど自国が強みを持つ分野を中心に企業の中国市場開拓を支援し、輸出増を目指そうとしていることを伝えた。

記事は、経済の低迷に対する韓国国内の不安は強く、朝鮮日報が7日の評論記事の中で「憂慮されるのは、世界の金融界から韓国が『脆弱(ぜいじゃく)な部分』と認識されることだ」と評し、ウクライナ危機による天然ガスの混乱が欧州を席巻してる中で、韓国が同様の状況に陥るのも時間の問題だといった見方を示したことを紹介している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携