中国の欧州向け太陽光発電輸出、世界的な景気後退の懸念の中で明るく輝く―香港メディア

Record China    2022年10月10日(月) 9時0分

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香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、「中国の欧州向け太陽光発電輸出は貿易見通しの鈍化と世界的な景気後退の懸念の中で明るく輝いている」とする記事を掲載した。

中国メディアの参考消息によると、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、「中国の欧州向け太陽光発電輸出は貿易見通しの鈍化と世界的な景気後退の懸念の中で明るく輝いている」とする記事を掲載した。

記事によると、中国の今年1~8月の欧州向け太陽電池輸出は前年同期比で約138%増加した。世界的な景気後退の懸念が高まる中、中国の太陽光発電産業は、世界第2の経済大国の輸出における「ブライトスポット」の一つのように思われる。

ウクライナ戦争の余波を受けてエネルギー価格が高騰し、企業や家庭が屋上にソーラーパネルを設置するために群がる中、欧州では中国の輸出に対する需要が高まっている。

金融情報会社リフィニティブの駐ノルウェーエネルギーアナリスト、チン・イエン氏の友人の間では、エネルギー価格の急騰を受け、屋上への太陽光発電装置の設置に強い関心が寄せられている。中国の今年1~8月のノルウェー向け太陽電池輸出は前年同期比で79.3%増加した。

欧州の家庭の電気料金は、ウクライナ戦争を背景に光熱費を支援する国があるにもかかわらず、2019~20年の2~3倍になっていると、チン氏は述べている。

ロシアのウクライナ侵攻によって引き起こされた市場の混乱に対応するため、欧州連合(EU)は今年、エネルギー供給を多様化し、ブロック経済の脱炭素化を加速させ、特に再生可能エネルギーの促進に重点を置く「REPowerEU」計画を打ち出した。

アナリストによると、クリーンエネルギーへの移行が加速することで、中国の太陽光および風力機器メーカーに可能性が生まれる。

国際エネルギー機関(IEA)によると、ソーラーパネル製造の全段階における中国のシェアは80%を超えている。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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