「卓球日本男子が中国を追い詰めた」とする記事が、中国ポータルサイトの捜狐に9日付で掲載された。

世界卓球選手権団体戦の男子準決勝が8日、中国四川省成都市であり、日本は2-3で中国に敗れた。大会9連覇中の相手を追い詰めながら、歴史的金星に届かなかった。

記事は、張本智和が、第2試合で世界ランク11位の王楚欽に第1ゲームを落としながら3-1で逆転勝ちし、第4試合でも世界ランク1位の樊振東をフルゲームの死闘の末に破ったことについて、「衝撃の世界1位撃破＆2勝、1人で中国を追い詰めた」とする日本メディアの報道を取り上げた。

記事によると、樊は試合後のインタビューで、「良いプレーができたが、大事なところでミスを犯してしまった」と反省し、「たぶん彼（張本）の方がもっとうまく力が出せていたのだと思う」とコメントした。

記事は「日本のパフォーマンスは中国に警鐘を鳴らした。日本はすでに中国にとって最大の驚異だ。張本の実力を見くびってはいけない」と指摘。「張本は、（日本を決勝に導くという）約束を果たすことはできなかったが、準決勝での彼のパフォーマンスは、日本のメディアを納得させるものだった」と称えた。（翻訳・編集/柳川）