厳しいコロナ対策、中国の観光地に打撃―独メディア

Record China    2022年10月8日(土) 13時0分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは6日、「厳しいコロナ対策が中国の観光地に打撃を与えている」とする記事を掲載した。写真は針金のようなもので隔てられたシーサンパンナ・タイ族自治州のあるエリア。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは6日、「厳しいコロナ対策がシーズンを迎えた中国の観光地に打撃を与えている」とする記事を掲載した。以下はその概要。

中国メディアの6日の報道によると、新疆ウイグル自治区に出入りする列車とバスはすでに運行が止まり、民間航空の旅客数も75%にまで削減された。自治区政府は通知で、「こうした防疫措置は新型コロナウイルスの拡散を厳格に防ぐためだ」と指摘。自治区副主席は4日、ウイルスが他省などに広がったことに遺憾の意を表明し、新疆はその防止の重大な責任を断固として担うと言明した。

国内旅行の重要な目的地である新疆は10月の観光シーズンを逃す運命にある。ただ、感染封じ込めの影響を受けているところは他にも多くあり、雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州は4日、「必要がなければ州を離れないこと。州を離れる場合は5日間の健康観察が必要で、期間中にPCR検査を3回受ける」などとする通知を出した。この影響によりシーサンパンナ・ガサ空港では5日に144便全てが運航取り消しとなった。封鎖管理が始まった時、観光地であるシーサンパンナには大勢の観光客が足止めされた。

この他、山西省の雲崗石窟は2~7日まで開放取り止めとなった。広東省や甘粛省、貴州省の景勝地でも一時閉園や閉館が行われている。

中国当局は、農村や高齢者の間にウイルスが制御なく広がることを許せば、相対的に脆弱な中国の医療衛生システムに重い負担がかかると懸念している。だが、現在の防疫措置の高いコストとオミクロン株の変異種の相対的に穏やかな症状を踏まえて反対意見を出す学者は少なくない。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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