フィギュアスケーターの羽生結弦さん（27）が自身のYouTubeチャンネル「HANYU YUZURU」で披露したある技に、中国のファンの注目が集まっている。

羽生さんは5日に「3．プロローグ」と題する動画をYouTubeに投稿。10年以上前のジュニア時代のプログラム「Change（MONKEY MAJIK＋吉田兄弟）」に乗せた演技で、華麗なジャンプや軽快なステップ、切れのあるスピンなどを披露した。

羽生さんは動画の中で「会場でしか味わえないスケートのスピード感や臨場感、このチャンネルでしか味わえない特別なアングルを楽しんでいただけたら幸いです」と語った。

この動画の情報は中国版ツイッター・微博（ウェイボー）でも紹介されており、中国のファンらは懐かしいプログラム「Change」や、演技の中で見せた「ビールマンスピン」に注目しているようだ。

「『Change』！『Change』だあああ！！」

「ここに来て『Change』そしてビールマンスピンが見られるなんて、すごい！」

「27歳のビールマンスピンに『Change』、ああ泣きそう」

「成長した『Change』だ」

「27歳のビールマンスピン！涙があふれた」

「ビールマンスピンを見るといつも涙が出る」

「高速鉄道に乗っている時に見てた。となりのお兄さんが私に『どうして泣いてるの？』って聞いてきた」

「本当に泣いた。彼は間違いなく技術的なピークにある。感情と芸術の融合でさらに美しくなっている。表現力がすさまじい！27歳のビールマンスピンは彼の努力とファンへのお返しだと思う」

スケート靴のブレードを頭上に持ってきて回転するビールマンスピンは柔軟性が求められる技で、シニアや男子では行う選手が少ない。27歳になってもなおビールマンスピンを見せる羽生さんに、ファンたちは感激したようだ。

なお、羽生さんは11月4日（金）、5日（土）に横浜（ぴあアリーナMM）で、12月2日（金）、3日（土）に八戸（フラット八戸）で、初のワンマンアイスショー「プロローグ」を行う予定で、動画の中で「（アイスショーに向けて）今、一生懸命練習しております。皆さんの期待に応えていけるよう、ベストを尽くします」と語っている。（翻訳・編集/北田）