独レンタカー大手が中国BYDからEV10万台購入へ、一部議員から批判も―独メディア

Record China    2022年10月7日(金) 13時0分

拡大

ドイツ最大のレンタカー会社シクストが中国のBYDから2028年までに電気自動車(EV)10万台を購入する計画に、一部の連邦議会議員から批判の声が上がっている。写真は2022長沙モーターショー。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは5日、ドイツ最大のレンタカー会社シクストが中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪BYD)から2028年までにEV10万台を購入する計画に、一部の連邦議会議員から批判の声が上がっているとする記事を掲載した。

記事によると、シクストとBYDは3日、第1陣となるEV数千台が今後数週間以内にドイツ、フランス、オランダ英国でレンタカーとして投入される予定だと発表した。

BYDは6月、米EV大手のテスラを抜いて世界最大のEVメーカーとなった。

だが、一部の連邦議会議員からは、経済分野での対中依存を減らすという政府の動きと矛盾することに加えて、中国製の自動車が中国政府のためにスパイ活動を行う危険性があると批判する声も上がっている。

与党・自由民主党のJudith Skudelny議員は、ドイツ紙ビルトの取材に応じ、「シクストがデータスパイ行為を防ぐのに十分なほど専門的であることを願っている。政府ももちろんそれに注意を払う必要がある。モビリティデータは、他の国に知られたくない個人に関する情報を漏らす可能性もある」と指摘した。

ドイツの連邦情報セキュリティー庁(BSI)は、「EVには多くのセンサーやマイク、カメラなどが搭載されており、サイバー攻撃にますます多くの可能性を提供している」と警告している。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携